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ソフトバンク、5G技術の一つ「Massive MIMO」を9月16日から導入。4G対応端末が対象

ソフトバンクとWireless City Planning(以下、WCP)は8日、第5世代移動通信システム(以下、「5G」)の導入に向けて、様々な最新技術をいち早く提供する「5G Project」を開始すると発表した。


その第一弾として、16日から5Gの有力な要素技術の一つである「Massive MIMO(マッシブ マイモ)」(空間多重技術)の商用サービスを世界で初めて提供開始する。


Massive MIMOでは、大量のアンテナとビームフォーミングなどの技術によって、一人一人に専用の電波を割り当てることで、通信速度が遅くなりがちだった駅や繁華街などにおいても快適なモバイル通信を実現してくれる。

「MIMO」自体は古くから一般消費者向け製品でもWi-Fiルーターなどで採用されていることから、ご存知の方も多いと思うが、複数のアンテナで同時に通信を行うことで速度を上げる技術。モバイル通信でもLTE-Advanced、WiMAX 2+などでも使われている。WiMAX 2+では例えばNECプラットフォームズ製のルーターで現在は「4x4 MIMO」という、4つのアンテナで同時通信する技術が採用されている。

そして、今回導入されるMassive MIMOというのは、もっと規模の大きなMIMOで、今回は最大128本のアンテナを使って通信を行う。そこにビームフォーミングの技術が加わり、クライアント端末と個別に通信を行うことで、安定した高速通信が可能となる。


Massive MIMOは、SoftBank 4G及びY!mobile 4Gに対応した端末を対象に提供される(ただし、2014年以前に発売の一部端末は東名阪以外のエリアでは通常の4Gになる)ので対応端末のユーザーはサービス提供開始後、体験してみよう。

エリアは全国の43都市100局から始め、順次拡大していく予定。

【情報元、参考リンク】
ソフトバンク/プレスリリース

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