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radikoが過去1週間分を後から聴ける「タイムフリー聴取機能」やシェア機能を導入

radiko(ラジコ)と日本民間放送連盟ラジオ委員会(以下、民放連ラジオ委員会)は26日、リスナー拡大によるラジオ業界発展を目指してラジオ番組の新たな聴取スタイルとなる「タイムフリー聴取機能」と新しい聴取文化として友人らと手軽に共有できるようになる「シェアラジオ」という機能を実験的に導入することを明らかにした。

<▲図:タイムフリー聴取機能の利用イメージ
(※クリックして拡大)>

まず、radikoは、10月11日12時頃より、タイムフリー聴取機能(無料)の実証実験を開始する。この機能は、過去1週間に限って、後から番組を聴くことができる、というもの。

聴き逃した番組を後から聴いたり、再び聴きたい番組であれば一週間という期限はあるもののもう一度聴けたり、家族や友人や世間で話題になっている番組を後から聴いてみたり、といった使い方ができる。

注意したいのは、若干の制限があることだ。

1番組ごとに「聴取可能時間」というものが設けられている。「聴取可能時間」というのは、ある一つの番組を選んで、その番組を再生した瞬間から「聴取可能時間」が経過するまでの間、聴取できる、というもの。今回、「聴取可能時間」は3時間に設定されている。

例えば、12時に再生ボタンを押したとすると、その番組は15時まで聴くことができる、ということになる。

ユーザーから見ると面倒な仕組みだが、今回の実証実験は日本初の試みとして、この範囲内で各方面の権利者から理解および協力を得ているためだという。また、特定のタレントの出演番組やスポーツ中継など、権利上の問題でタイムフリー聴取ができない番組もあるようだ。

次にシェアラジオだが、新しい番組聴取画面に用意される「シェア」ボタンを押すことで、自分のお気に入りの番組、友人が気に入りそうな番組などを、ソーシャルメディアを通じて、お知らせ・共有ができる、というもの。

<▲図:シェアラジオの利用イメージ
(※)>

いきなり正式提供ではなく実証実験として開始するのは、利用者数の把握、利用者数に伴うシステム構築規模の把握、ラジオ番組を構成するコンテンツがどのように利用されるのか、どのように拡がっていくのかなどの確認、今後予想される課題の抽出などが必要になってくるため。これらの検証が済み、準備が整い次第、正式運用が始まるものを考えられる。

また、民放連ラジオ委員会は、シェアラジオのブームアップ施策として、シェアラジオ特別番組「サントリー天然水presents 宇多田ヒカルのファントーム・アワー」を全国のラジオ局で放送する。放送日は10月11日から17日の期間で、約1時間の番組となる。

radikoのアプリは下記のリンク先からダウンロードできる。



【情報元、参考リンク】
radiko.jp公式サイト
シェアラジオ特設サイト

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