<▲図:LINEモバイルのサービスロゴ> |
MVNOサービスなので、他社の通信インフラを使うことになるが、LINEモバイルではNTTドコモ(以下、ドコモ)の通信網を利用するため、全国のFOMA/XiエリアにおいてLINEモバイルのSIMカードを挿した端末で通信を行うことができる。
通信速度はXi(LTE)で下り最大375Mbps、上り最大50Mbps。
LINEモバイルではドコモの通信方式・周波数帯に対応した端末を利用できるわけだが、LINEモバイルからも端末を購入できるようになっている。タブレットも含めて8機種がラインナップされている。
機種のラインナップと価格は次の通りだ。
- AQUOS mini SH-M03(シャープ製):49,800円
- arrows M03(富士通製):32,800円
- arrows M02(富士通製):29,800円
- HUAWEI P9 lite(ファーウェイ製):28,800円
- BLADE V7 lite(ZTE製):22,800円
- ZenFone Go(ASUS製):19,800円
- BLADE E01(ZTE製):13,800円
- ZenPad 7.0(ASUS製):23,800円
「おサイフケータイ」を利用する可能性がある場合はAQUOSかarrowsとなるが、そうでない場合はP9 liteやZenFone Goはコストパフォーマンスにも優れ、無難な選択肢だろう。
<▲図:LINEモバイルで販売する端末> |
料金プランは大きく分けて「LINE フリー」と「コミュニケーションフリー」の2種類。前者は「LINE」の通話・トークが使い放題の上、別途、毎月データ通信量1GBがついてくる、というもの。データ通信のみの場合は月額500円で、SMSをつけると月額620円、音声通話をつけると月額1,200円。
<▲図:LINEモバイルの料金プラン> |
一方のコミュニケーションフリープランの場合は、LINEに加えて、TwitterとFacebookの主要機能におけるデータ通信が使い放題の上、毎月一定量のデータ通信量がついてくる、というもの。データ量は3GB、5GB、7GB、10GBの4サイズが用意され、それぞれ順に月額1,110円、月額1,640円、月額2,300円、月額2,640円となっている。音声通話をつけることもできる。
どちらのプランでもLINEにおける通話、トーク、タイムライン投稿(画像・動画の投稿・閲覧含む)は使い放題なので、LINEのヘビーユーザーにとっては魅力的なサービスだと言えるかもしれない。
コミュニケーションフリープランの場合は、LINEに加えて、Twitter、Facebookの閲覧・投稿(画像・動画の閲覧・投稿含む)も使い放題となる。
注意したいのは、下記のデータ通信に関しては基本使用料内での使い放題となる「カウントフリー」には含まれないということ。すなわち、別途用意されるデータ通信量を消費することになるので気をつけたい。
- LINEアプリ経由で友だちから共有された外部リンクへの接続
- LINEアプリ内でもLINEトーク画面等に配信されるライブストリーミング動画(LINE LIVE機能)の利用
- LINEが提供する「LINE」アプリ以外のアプリサービスの利用
- Twitterのライブストリーミング動画(Periscope)の利用
- Twitterからの外部リンクへの接続
- Facebook Live(Facebook上でのライブストリーミング動画)
- Facebookが提供するMessenger
その他の特徴もある。
まず、LINEモバイルの月額料金は「LINE Pay」でも支払うことができ、月額基本料の1%が「LINEポイント」として貯まるようになっている。さらに、データ量はLINEモバイルのユーザー同士でプレゼントし合うことができるので、例えばデータ量が余っている家族や友人がいれば、頼んでプレゼントしてもらう、ということも可能だ。
さらに、フィルタリングサービスが無償提供されるので、子供にスマートフォンを持たせる際に、手軽にフィルタリングを導入できる。
【情報元、参考リンク】
・LINEモバイル公式サイト
・LINE/プレスリリース