ファーウェイの製品は現在の格安スマホ市場において売り上げが伸びているだけにhonor 8を取り扱うMVNOが気になるところだが、honor 8と通信サービスのセット販売に関しては楽天モバイルのみの独占になるという。
honor 8の想定実売価格は42,800円(税抜)なので、格安スマホの中では比較的高価な製品となるが、その分、通信キャリア向けのハイエンド端末に引けを取らないハイスペック構成のハードウェアとなっている。
honor 8は、昨年6月に発売となった「honor6 Plus」の後継モデルで、honorシリーズの特徴の一つでもあるダブルレンズカメラを継続搭載している。
メインカメラには約1,200万画素のダブルレンズを採用。RGBとモノクロの2つのセンサーを搭載し、鮮やかな色を再現することができる。オートフォーカスに関してもコントラストフォーカスにレーザーフォーカスとデプス(深度)フォーカスを組み合わせたハイブリッドフォーカス方式を採用している。インカメラは約800万画素だ。
最近のファーウェイの製品には指紋認証センサーが標準的に搭載されているが、honor 8も同様。さらに、グレードアップした3D指紋認証センサーを採用し、約0.4秒での認証・ロック解除ができる。そして、センサーは多機能タッチボタンになっていて、カメラのシャッター、電話応答、任意のアプリのクイック起動などに使うことができる。
<▲図:背面の指紋認証センサー部分は多機能ボタンも兼ねている> |
デザインに関しては、両サイドの2.5D曲面ガラスとメタルフレームが特徴。
また、背面の15層のマイクロパターンは、光が当たる角度で様々な表情を見せるようになっていて特徴的だ。
<▲図:15層のマイクロパターン仕様によって角度によって表情が異なる背面> |
OSはAndroid 6.0で、プロセッサはKirin 950(オクタコア。2.3GHz×4 + 1.8GHz×4)で、メモリは4GB(RAM)、ストレージ容量は32GBだ。microSDカードは最大128GBのカードまでサポートする。
バッテリーは3,000mAhの容量で、最大9V/2Aの急速充電にも対応する。
ディスプレイは約5.2インチで解像度がフルHD(1,920×1,080ドット)のIPS液晶。NFC、Bluetooth 4.2 with BLE、Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)準拠)などが主な仕様。
USB端子はmicro-BではなくType-C。最近はType-CのAndroid端末が少しずつ出てきているが、2017年には一気に増えるはずだ。
モバイル通信の下り最大速度は262.5Mbpsで、上りは最大50Mbps。対応する通信方式は下記の通り。
- FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20
- TDD-LTE:B38/40
- LTE CA DL(カテゴリ6): B1+B19/B3+B19/B1+B8
- W-CDMA:B1/2/4/5/6/8/19
- GSM:850/900/1800/1900MHz
【情報元、参考リンク】
・ファーウェイ公式通販サイトVモール楽天市場店
・楽天モバイル