<▲図:かんたんケータイ KYF32> |
まずは特徴や主な仕様から。一見してわかるフィーチャーフォン型の機種なので、フィーチャーフォンならではの使い勝手そのままに、au VoLTEによるクリアな音声通話にも対応している。
主なスペックは、CPUがQualcomm MSM8909(1.1GHz クアッドコア)、1GB 内蔵メモリ(RAM)、8GB 内蔵ストレージ、microSDHC 最大32GB、約3.4インチ FWVGA(480×854ドット)TFT液晶、約800万画素 CMOSセンサー搭載のカメラ、4G LTEの受信最大75Mbps/送信最大25Mbps対応、防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP5X)、赤外線通信対応などだ。
<▲図:前面> |
カラーバリエーションは「ブルー」、「ゴールド」、「ピンク」の3色。端末を閉じた状態のサブディスプレイには大きな時計表示の他に、歩数表示などがある。
メインディスプレイには、振動で通話相手の音声を伝える「スマートソニックレシーバー」が搭載されており、スピーカーを意識することなく持ちやすい状態で耳に当てて通話が可能だ。画面全体が振動することで音を伝えるので、画面のどこに耳を当ててもいい、という手軽さ、そして音自体のクリアさが「スマートソニックレシーバー」の魅了。さらに、au VoLTEによる音声品質の向上も聞き取りやすさにつながっている。
<▲図:背面> |
背面にはカメラ、LEDフラッシュ、付属する卓上ホルダ用の端子がある。
<▲図:側面> |
左側面(写真=上)には、キャップの中にmicroUSB端子、防犯ブザーキーがある。右側面(写真=下)には、ボリュームキーと読み上げキーがある。読み上げキーはメールや時刻を音声で読み上げる際に利用する。
<▲図:大きさや形状に変化を付けたキーボード> |
フィーチャーフォンの操作性を受け継ぎつつ、ボタンのフラット化や大きさ、突起の形状などにもこだわっている。従来のドーム型のキーは押しやすいのだが、シニア世代では指先の感覚からボタンの位置が分かりづらいということもあるとのことで、フラットでボタンの位置がハッキリと分かる形状に調整している。
<▲図:キーボードの試作品> |
キーボードは、形状や大きさ、表面の処理など試作を重ねて現在の形状に行き着いたのだという。
<▲図:使いやすいワンタッチキーと光るキー> |
ディスプレイの下部には3つのワンタッチキーがあり、よく使う連絡先を登録できるほかに、時計や電卓などよく使うアプリを登録できる。登録しておけばワンタッチで使うことができる。
また、画面下部のサブキーとボタンのLEDカラーを合わせて、どのキーを押せば良いのかを教えてくれる。前機種よりもボタンが大きくなり、よりわかりやすくなっている。
<▲図:電源キーはスライド式を採用> |
キーボードの下には、スライド式の電源スイッチがある。ボタンの長押しによる電源のオン・オフは難しく感じるとのことで、より分かりやすいスライド式を採用。電源のオン・オフも可視化されて分かりやすい。
<▲図:明るく見やすいディスプレイ> |
メインメニューもコントラストが高く、大きな文字で表示する。ディスプレイの表示に関しては、白内障で視界にうっすらともやが掛かった状態でも見やすくなるよう開発されたものなのだという。
防水や防塵のほかに耐衝撃性能(米国国防総省が制定した「MIL-STG-810G Method 516.7:Shock-Procedure IV」に準拠)も持ち、ポケットから取り出すときなどどに落としてしまっても壊れにくい。
<▲図:レザー調の専用ケース> |
長く使って貰えるよう、au公式アクセサリー「au +1 collection」ではレザー調のケースや、クリアタイプのケースも取り扱う。レザー調のケースは、雰囲気がガラッと変わってなかなか面白い。
<▲図:透明感の高いクリアタイプの専用ケース> |
クリアタイプのケースは、透明度が高くケースを意識せずに使える印象だった。
かんたんケータイ KYF32の価格は32,400円。MNPだと実質負担額は10,800円で、新規契約および機種変更では実質負担額は21,600円(税込)。Wi-FiやBluetoothなどには非対応ではあるものの、通話やメール、カメラを主とするユーザーをターゲットにしているため、特に困ることはないだろう。
(記事:mi2_303)
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