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【実機レポート】他にはない使いやすさのシンプルスマホ「BASIO 2 SHV36」【au2016夏モデル】

KDDIは、今夏モデルのラインナップ第二弾を7月28日に2機種発表。「かんたんケータイ KYF32」(京セラ製)と「BASIO 2 SHV36」(シャープ製)を発表し、前者を7月30日に、後者を8月5日に発売した。本記事ではシャープ製のBASIO 2の実機レポートをお届けしたい。

<▲図:BASIO 2 SHV36>

BASIO 2は、主にシニア向け端末のシンプルシリーズにカテゴライズされる。かんたんケータイもそうだが、かんたんケータイはフィーチャーフォンスタイル、こちらはスマートフォンという大きな違いがある。そして、BASIO 2は、従来機よりさらにわかりやすさを追求し、ハード面・ソフト面からスマホを簡単に操作できるよう作り込まれている。そのわかりやすさに対する完成度は高く、シニア向けにしておくのは勿体ないと感じるほどだ。

<▲図:前面>

ディスプレイは約5.0インチ HD(720×1280ドット)の広視野角 IGZO液晶を採用する。シニア向けと言うこともあり、文字が読みやすいコントラストに調整してある。

<▲図:下部には3つのハードキーと画面内には3つのソフトキーがある>

画面の下には、「電話」、「ホーム」、「メール」のハードキーを装備。電話を掛けたい、電話を受けるといった操作がフィーチャーフォンと同じ感覚で扱える。実際に使ってみると、どんな画面からでも直感的に操作でき、普通のスマホでもこういった便利さは個性になると感じる。

画面下部の3つのボタンにはよく使う連絡先を登録出来るほか、アプリのショートカットとしても利用できる。操作対象は、アイコンではなく文字が主体として作られている。

<▲図:ボタンは光ってお知らせしてくれる>

また、着信時にボタンが光るので、”どこ”を操作すれば良いのかがすぐわかるようになっている。また、不在着信時やメール受信時にボタンが点滅する。面倒なアプリ起動操作をせずとも、ボタンを押せば不在着信の確認ができるのも良い。

<▲図:背面>

カラーは「ネイビー」、「プラム」、「ゴールド」の3色。背面には特徴的なカメラのレンズをガードするシャッターがある。そのためやや分厚くなってしまうが、次に説明する機能を理解すれば充分納得が行く厚みだ。

<▲図:カチッと開いて止まるレンズカバー>

レンズカバーを開くと、端末がロック状態でも、デジカメさながらにすぐにカメラが起動する。レンズカバーを閉じればまた画面がロックされる。これまではスマホのカメラアプリの使い方を人に説明する際に「電源キーを押してロックを解除して、カメラアプリを起動して・・・」と伝えていたが、BASIO 2 SHV3ならその必要はない。背面カバーを指して「ここにカメラがあるから、カバーを開くだけ」と説明すれば済む、実にシンプルだ。

<▲図:入力時のつまずきをサポート>

文字入力に関しても、さりげないアシスト機能が搭載されている。文字入力の際に5秒ほど入力が止まると、ユーザーが今何をしたいのかを察知し、次に押すべきキーやどんなアクションがあるのかを吹き出しで説明してくれる。写真の例では、句読点を打ちたいのではと先読みし、フリック入力の案内を出している。句読点を入力後放置しておくと、「確定」キーをタップして文字列を確定するよう案内が出てきた。

<▲図:エモパーやあんしん設定など機能が充実>

シャープ製スマホということでAI(人工知能)を搭載するエージェント機能「エモパー」の最新版が搭載されている。ロック画面で話し掛けてメモを取る機能も健在だ。

また、あんしん設定には、朝起きてBASIO 2 SHV36を操作すると自動的に指定されたメールアドレスにおはようメールを送信する、というものもある。送信する内容には歩数などを含むこともできる。

BASIO 2 SHV36の主なスペックは、CPU Qualcomm Snapdragon 617(MSM8952)で、これは1.5GHz×4コア+1.2GHz×4コアのオクタコアCPUだ。メモリは2GB(RAM)で、ストレージ容量は16GB、外部メモリとして最大200GBまで対応したmicroSDXCスロットを搭載する。通信性能に関しては、4G LTE/WiMAX 2+に対応し、受信最大150Mbps/送信最大25Mbpsをサポートする。音声通話ではau VoLTEに対応し、Wi-FiはIEEE802.11 b/g/n準拠、Bluetooth 4.2、赤外線通信、ワンセグ対応で、防水(IPX5/IPX8)・防塵(IP5X)仕様でもある。

カメラはメイン側が約1,310万画素の裏面照射積層型CMOSセンサー、サブ側が約500万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用する。バッテリー容量は2,810mAhだ。

<▲図:右側面と左側面>

右側面(写真=上)には、ボリュームキー、カメラ用のシャッタキー、左側面(写真=下)には、付属の卓上ホルダ用の端子と、SIM、microSDカードスロット、ストラップホールがある。

<▲図:上面と下面>

上面(写真=上)にはイヤホンマイク端子、電源キー、下面(写真=下)にはmicroUSB端子がある。ボタン類には日本語でボタン名が書かれていて分かりやすい。

<▲図:わかりやすさ、使いやすさが良い>

今回、シンプルシリーズを改めて触ってみて感じたのは、よく使う機能へのアクセスが分かりやすく、一般的なスマホにはない電話やメールと言ったハードキーも使いやすいということ。カメラもデジカメ感覚で使えるため、他のスマホよりも圧倒的に使いやすい。端末はシニア向けだが、ホーム画面を入れ替えて普通に使っても良いのではと思えるほど良くできている。これなら安心してシニアに勧められると感じた。

ちなみに、BASIO 2は「Google Play」からのアプリインストールの特別な制限がないので、普通のAndroidスマートフォンと同じように色々なアプリを入れて使える点も大きな特徴だ。

(記事:mi2_303

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