<▲図:Xperia X Performance(ドコモ版)> |
Xperia X Performanceはドコモ、au、ソフトバンク、それぞれのモデルで基本仕様は共通だが、利用するモバイル回線が各社異なるため、最大通信速度は異なる。ドコモの場合は下り最大375Mbps、上り最大50Mbps、auでは下り最大370Mbps、上り最大25Mbps、ソフトバンクは下り最大262.5Mbps、上り最大37.5Mbps。
Xperia X Performanceは「Xperia Z5」まで続いた「Z」シリーズから「X」に生まれ変わった第一弾モデルの中で最もグレードの高い機種で、日本市場にはこのXperia X Performanceのみが投入される。
ディスプレイは若干小さくなり、約5インチのフルHD液晶で、ディスプレイのカバーバラスのエッジ部には2.5D加工が施されており、柔らかい印象を与える。
<▲図:手頃なサイズ> |
デザイン全体も大きく変わった。背面はメタル素材となり、カラーバリエーションによって表面処理も異なる。ホワイトとグラファイトブラックはヘアライン加工、ライムゴールドとローズゴールドはサンドブラスト加工と、見た目だけでなく触り心地も異なる。
<▲図:カラーバリエーションは4色> |
手頃なサイズ感で持ちやすく、日常使う上ではZシリーズよりも扱いやすい。
レイアウトで気になるのはFeliCa(おサイフケータイ)のポートが背面ではなく前面の上部にあること。前面カメラの少し左の位置にあるので、購入後しばらくの間はうっかり背面でタッチしてしまうかもしれない。ちなみに前面カメラは約1,320万画素と高画素のセンサーを採用している。
<▲図:FeliCaポートは前面にある。シールは剥がせる> |
ステレオスピーカーも健在で、動画視聴などにもいい。
また、デザイン上の変化としてはXperia Z5にはあったストラップホールが廃止されている。Xperia X Performanceには直接ストラップを装着できないので、カバーケースなどを介してストラップをつけるしかない。
カメラは前述した前面カメラだけでなく背面のメインカメラも性能向上している。イメージセンサーの画素数は約2,300万画素で据え置きだが、使い勝手が向上し、「先読みオートフォーカス」を導入している。被写体を認識し、追尾し続けるだけでなく、一旦画面外に消えてしまっても再度フレームに戻って来れば再び追尾してくれる。
<▲図:先読みオートフォーカスが便利> |
そしてとても嬉しいのがカメラの起動が速くなったこと。カメラキー長押しで約0.6秒で起動でき、さらには撮影までできてしまう。これはカメラキー長押しで起動後1枚撮影という設定もできるからだ。もちろん起動だけで済ませることもできる。
プロセッサはクアッドコアのSnapdragon 820 MSM8996で、メモリは3GB RAM、32GB ROM。
Xperia Z5シリーズのように4Kディスプレイを搭載するわけではないが、高評価だった「Xperia X3」のようにバランスよくまとまった印象を与える。それだけに長く使うことを考えると今回のXperia X Performanceはかなり良さそうだ。
Xperia X Performanceの詳しいレポートはこちらの記事を参照してほしい。
【情報元、参考リンク】
・ドコモオンラインショップ/Xperia X Performance製品ページ
・au Online Shop
・ソフトバンクオンラインショップ