<▲図:Smart Beam Laser> |
Smart Beam Laserの特徴はいくつかある。オートフォーカス搭載によって手動でのピント合わせが不要な点、一辺の長さが約5.5cmの小型サイズで重さも約195gと軽いこと、バッテリーを内蔵してバッテリーだけでも約2時間使用できること、USB充電式なのでモバイルバッテリーでも充電できてしまうこと、MiracastとAirPlayに対応することでAndroid端末やiOS端末の映像をワイヤレスで入力できること、ケーブル接続でノートPCやAV機器、ゲーム機などの映像を入力できることが挙げられる。
一つ一つ詳しく見ていきたい。
<▲図:打ち合わせでの使用例> |
まずはオートフォーカスだが、Smart Beam Laserは映像を映し出す方式がレーザー投写型なので、ピント合わせが不要となっている。従来型のプロジェクターの場合、マニュアルでのピント合わせが必要になるので、家やオフィスでプロジェクターとスクリーン間の距離、投影画面サイズがほぼ固定できる場合を除き、毎回ピント合わせをするのはかなり面倒だ。
Smart Beam Laserの場合は、自動的にピントが合うので、外出先でいつも異なるスクリーンで使う場合、投影距離が異なる場合でも手軽。また、段差があってもピントが合うので、プロジェクションマッピング用途にも使えるようになっている。
解像度は720p(1280×720)で、投影サイズは20〜100インチ。投影距離は0.2m〜3m。
明るさは100ルーメンなので、日中の日差しが入る明るい部屋などでは厳しいだろうが、部屋を薄暗くしておけば十分に視聴できるはずだ。記事内に掲載した使用例の画像がおそらく参考になる。筆者もプロジェクター、プロジェクター機能を持つハンディカムなどを持っているが、100ルーメンだと実際に掲載画像くらいの明るさになると思う。本格的に映画やアニメ、ドラマなどを鑑賞するには物足りなく感じると思うが、ビジネス目的だったり外出先での使用が中心であれば特に問題ないだろう。
内蔵バッテリーの容量は4,200mAhで、フル充電の状態で約2時間の使用が可能。充電はスマートフォン等と同じくmicroUSB端子経由で行うので、市販のモバイルバッテリー等でも充電できる。
<▲図:充電はmicroUSB端子経由で行うのでモバイルバッテリーからの充電も可能> |
また、Wi-Fiを内蔵し、MiracastとAirPlayに対応しているので、Androidスマートフォン・タブレットやiPhone/iOSなどの映像をワイヤレスで出力できる。スピーカーも内蔵しているので、サウンドもSmart Beam Laserから出力できる。ちなみにDLNAもサポートしている。
<▲図:スマートフォンの場合、MiracastやAirPlayでワイヤレスで映像を入力・投影できる> |
さらに、MHL対応のHDMI入力端子を搭載しているので、microHDMIケーブルを使ってMacbookシリーズや映像出力に対応したWindowsノートPCなどの映像を投影することもできる。同じようにHDMI入力を使ってゲーム機やHDDレコーダー、BD/DVDプレーヤーなどの映像を投影することもできる。
<▲図:Wi-Fi接続、MHL/HDMIでのケーブル接続ができる> |
本体サイズは約5.5×5.5×5.5cmで、重さは前述したように約195g。
パッケージにはSmart Beam Laser本体の他、充電器、充電用のmicroUSBケーブル、MHLケーブル、MHL変換アダプタが同梱される。
<▲図:別売りの折りたたみ型のスクリーン> |
別売りのオプションとして、A4サイズで持ち運べる折りたたみスクリーン「Smart Beam Screen」も発売になっている。この製品は、広げれば約20インチのスクリーンになるので、外出先でちょっとしたプレゼンテーションを行う際などに活躍しそうだ。
下はAmazon.co.jpでの商品リンク。
【情報元、参考リンク】
・Amazon.co.jp/超小型レーザープロジェクター『Smart Beam Laser(スマートビームレーザー)』