<▲図:HUAWEI WATCH新モデルElegantとJewel> |
同社はこの日、SIMフリースマートフォン「HUAWEI P9」(こちらの記事参照)と「HUAWEI P9 lite」(こちらの記事参照)も発表しているが、それらの端末も同じく17日に発売となる。
さて、今回新たに登場するElegantとJewelだが、Android Wear搭載スマートウォッチとしては高価な製品となる。市場想定価格はElegantが61,800円(税抜)、Jewelが72,800円(税抜)と、物によっては同じ額で3台ほど購入できてしまうほど。
しかし、その分、高級感あるデザインのスマートウォッチとなっている。
まず、両モデルともパネルには最高級ブランド時計の多くが使用している、傷つきにくいサファイアクリスタルを採用している。サファイアクリスタルは透明度が高く、文字盤の美しさを引き立たせる。ボディは、冷間鍛造で仕上げたステンレススチールを採用し、硬度が高く、耐久性に優れる。そして、ベルトには丈夫なイタリア製の本革を使っている。
<▲図:左がElegant、右がJewel> |
そして、ElegantとJewelならではの特別仕様として、Elegantでは、中世ヨーロッパで誕生した装飾技法「クルド・パリ」を施している。精巧なピラミッドが連なる模様から流れるような輝きを放つベゼルで、ベルトはしっとりとした光沢が綺麗なパールホワイト。
一方のJewelでは、ベゼルにブリリアンカットのスワロフスキーキュービックジルコニア68個があしらわれている。ベルトはサファイアブルーに染め上げた本革。
それぞれ見た目が異なるので、好みに合わせて選びたい。
さらに、ウォッチフェイスも40種類以上用意されている。Android Wearを採用したスマートウォッチの場合、サードパーティー製のウォッチフェイスも使えるが、メーカーが用意したウォッチフェイスは製品デザインにマッチするように作られているので、こうした専門フェイスが多く用意されているのは魅力だ。
レディモデル限定で10個の文字盤と、その他含め合計40パターン以上の文字盤がプリインストールされている。
<▲図:オリジナルウォッチフェイスの例> |
機能面は一般的なAndroid Wear搭載スマートウォッチと共通する部分と、独自部分がある。まず、連携できるスマートフォンはAndroidとiOS、どちらも大丈夫だ。Androidスマートフォンは、ファーウェイ製品だけでなく他社製品でも問題ない。
電話の着信、SMSやメールの通知などを受け取れるほか、HUAWEI WATCHの場合は、スピーカーとマイクが搭載されているので、スマートウォッチで通話することもできてしまう。そのため、ディスプレイサイズが大きなスマートフォンを使っていて、普段はバッグに入れている、という方には便利かもしれない。スマートフォンを取り出さずに通話できてしまう(※通話に関してはiOSは非対応)。
さらに、Bluetoothを搭載しているので、Bluetoothヘッドセット/イヤホンを使えば、より通話しやすい。もちろん、音楽を聞くこともできる。
マイクを使って音声コマンドで音楽やナビを操作することもできる。
また、心拍センサーも搭載されているので、心拍数を計測できるほか、6軸モーションセンサーを使って様々なアクティビティを記録できる。
<▲図:心拍数も計れるので総合的な活動量計としても利用できる> |
ハードウェアの主な仕様を確認したい。
まずはサイズだが、Elegantの本体直径が約43mmで、厚さは12.5mm、重さは約64g、Jewelは本体直径が約43mmで、厚さは12.9mm、重さは約60.5g。ベルト幅はどちらも18mmで、市販のベルトも使える。
ディスプレイは1.4インチの円型有機ELで、解像度は400×400ドット。
メモリは512MB RAM、4GB ROMで、バッテリー容量は300mAh。IP67相当の防水・防塵仕様。バッテリーの持ちはカタログスペックでは1.5日。これは今のAndroid Wearでは平均的なレベルだが、実用では基本的に毎日充電する必要がある。
今のところ、高級Android Wearスマートウォッチを作っているのはファーウェイくらいなので、女性ユーザーでラグジュアリーなスマートウォッチを探していた方にはちょうどよさそうだ。
【情報元、参考リンク】
・Amazon.co.jp/HUAWEI WATCH Elegant検索ページ
・Amazon.co.jp/HUAWEI WATCH Jewel検索ページ
・ファーウェイ公式通販サイトVモール楽天市場店