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次世代規格Bluetooth 5がいよいよ登場へ。通信範囲4倍、速度2倍、データブロードキャスト容量8倍

Bluetooth Special Interest Group(以下、Bluetooth SIG)は17日(米国時間16日)、Bluetoothの次期バージョンである「Bluetooth 5」を発表した。Bluetooth 5は今年の年末から2017年初めに提供予定で、従来規格から大幅な利便性向上が見込まれる。


Bluetooth 5では低消費電力のまま通信範囲が4倍、通信速度が2倍になる上、コネクションレス型データブロードキャスト容量が8倍になる。

これによって、従来以上にBluetoothの活用範囲が増えることが予想され、IoT分野のさらなる前進への寄与も期待される。

通信範囲が従来の4倍に広がることで、例えば一つの部屋程度での利用から住宅全体での利用や屋外での活用シーンも広がる。そしてブロードキャスト容量の増加によって、ビーコン、位置情報、ナビゲーションなど次世代のコネクションレス型サービスの推進にも繋がる。

Bluetooth SIGのエグゼクティブディレクターであるマーク・パウエル氏はBluetooth 5について次のようにコメントしている。

「Bluetooth 5は、身の回りのIoTをシンプルかつシームレスにすることで、人々のIoT体験を変革します。動作範囲の拡大により、一般住居の壁を超えてIoTデバイスに接続できると同時に、高速化により、データ転送速度が向上し、デバイスのソフトウェア更新をより短い時間で行えます。また、より豊富な種類の情報をブロードキャストできます。Bluetooth 5はビーコン、位置認識、およびその他のコネクションレス型サービスを、これまでよりもはるかに有意義で手間のかからない、シームレスなIoT体験にします」

また、パウエル氏によれば、現在、Bluetooth製品は世界で82億も存在するという。そしてIoTに関して言えば、2020年までに導入される全てのIoTデバイスの3分の1以上にBluetoothが組み込まれることになるだろう、ということだ。

【情報元、参考リンク】
Bluetooth

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