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Google、スマートメッセージングアプリ「Allo」と低速回線でも使えるビデオ通話アプリ「Duo」を今夏リリースへ

米Googleは米国時間18日、毎年この時期に開催している開発者向けのイベント「Google I/O 2016」で行ったキーノートの中で様々な発表を行った。

<▲図:スマートメッセージングアプリ「Allo」>

その中の一つに、AIなど様々な技術を導入したパーソナルアシスタント機能「Google Assistant」があり、それを搭載した機器「Google Home」が発表されたが、Google Assistantを搭載するスマートメッセージングアプリ「Allo」の存在も明らかにされた。

Google AssistantとGoogle Homeについてはこちらの記事を参照してもらうとして、Alloは、Google Assistantが導入されたメッセージングアプリで、今夏リリース予定となっている。Android、iOSどちらでも利用可能で、携帯電話番号と紐付けられて提供される。

Alloは、友人らとのメッセージのやり取りができるほか、Google Assistantを活用し、ユーザーがAlloと様々な会話をしたり、サポートをしてもらえることができるようになっている。例えば、友人とメッセージのやり取りをしている時に、映画の話になったとする。その映画のチケットや上映館の情報などを調べたくなった時、Googleに聞けば、それを教えてもらえるので、友人との会話の最中にもパーソナルアシスタントが付いてくれているような状況でチャットを楽しめる、ということになる。

しかも、友人とのメッセージのやり取り自体のサポートもできる。どういうことかというと、やり取りの流れをGoogle Assistant自体がある程度理解することができるため、ユーザーの返信の候補の提示してくれるのだ。この機能は「Smart Reply」というもので、下に掲載した画像の中だと、写真の下に提示された選択肢がまさにSmart Replyで、返信候補をサッと表示してくれるので、場合によってはSmart Replyだけでポンポンと返信していくこともできてしまう。もちろん、実際のチャットでは自分自身で入力するメッセージも出てくるが、ちょっとした相槌やメッセージで済む時にはかなり便利かもしれない。

<▲図:写真の下に返信の候補を提示してくれる。選ぶだけでいいので手軽>

これまでのメッセージングアプリとは全く異なるものとなりそうで、リリースが楽しみだ。

そしてGoogleは、「Duo」と名付けられたアプリも存在も明らかにした。

<▲図:ビデオ通話アプリ「Duo」>

Duoは低速回線でも利用できるビデオ通話アプリ。画質は720pまでサポートしていて、比較的遅い回線でも問題なくビデオ通話ができるという。そして、ビデオ通話サービスとして便利だと感じる機能として、ビデオ通話が掛かってきた時に、相手のスマートフォンのカメラに映っている映像をプレビュー確認できるようになっている。ビデオ通話を開始する前に状況や相手を映像で確認できるので、かなり便利そうだ。

このDuoも今夏リリースされる予定。



【情報元、参考リンク】
Google Official Blog/Saying 👋 to Allo and Duo: new apps for smart messaging and video calling

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