「DTI SIM でんわかけ放題」は業界最安値で1回5分以内の国内通話が回数無制限で利用できる音声通話定額オプション。一方の「DTI SIM ネットつかい放題」は、月間データ量10GBのプランを刷新したもので、定額データ使い放題のプラン。
それぞれ詳しく見ていきたい。
まずは「DTI SIM でんわかけ放題」だが、「DTI SIM」の音声プラン限定のオプションとして提供されるので、単体で利用できるプランではない。あくまでも音声プランのオプションだ。
料金は月額780円で、前述したように1回5分以内の国内通話なら無制限に行える。発信対象は国内の固定電話、携帯電話、IP電話、PHS。
注意したいのは提供開始日で、新規契約となる「DTI SIM」に関しては5月25日からの提供だが、既存ユーザーがこのオプションを追加する場合は6月上旬からの提供となる。
次に「DTI SIM ネットつかい放題」だが、こちらは月間データ量10GBのプランを刷新したもので、料金は10GBプランから据え置き。注目点は直近3日間でのデータ制限の緩和だ。「他の利用者と比較して著しく大量のデータ通信を利用した」場合に、当日の利用が最大200kbpsに制限されることになり、制限は翌日の0時に解除される。
「著しく」というのがどれくらいを指すのかがポイントだが、1日あたり3GB程度までの場合は大丈夫なようだ。帯域が空いている時などは3GBを超えても制限が掛からないこともあるようで、結局のところ状況次第になるようだ。
料金はデータプランの場合、月額2,200円、SMSがついたプランの場合は月額2,350円、音声プランの場合は月額2,900円となる。
6月30日までは「どっちもおトク!キャンペーン」が開催されていて、月額料金が半年間割引されるので、期間中に申し込むとお得かもしれない。ただし、期間終了後も新たなキャンペーンが始まる可能性もあり、どちらが良いかは現時点では判断できない。
<▲図:DTI SIMの料金プラン表(※クリックして拡大)> |
非常に多くの事業者が乱立している格安SIM市場にあって、DTI SIMは業界最安値級を目指した料金プランをラインナップしていて、存在感を出し始めている印象だ。以前は業界最安値といえばDMM.comだったが、今は各社が値下げを敢行し、横並びになりつつある。その中でもmineoやDTI SIMは色々と手を打っている印象だ。
【情報元、参考リンク】
・DTI SIM