また、一つ注意したいのは、ロボホンの利用には、本体価格に加え、別途「ココロプラン」の月額利用料金等が必要となること。この「ココロプラン」に加入しないと音声対話ができないので注意したい。
「ココロプラン」の基本料金は月額980円で、Wi-Fiやモバイル回線接続を利用して、対話が可能になる。
また、外出先でもロボホンを携帯電話として使うためにはSIM/モバイル通信サービスの契約も必要だ。データ専用SIMの場合は月間データ量が1GBの場合は月額650円、3GBだと950円、5GBだと1,580円だ。音声通話に対応したSIMの場合は1GBから順に1,350円、1,650円、2,280円。
任意加入だがオプションとして「保守パックサービス」も用意される。ロボホンが故障した時などに修理代金を割引するサービスで、「ケアプラン50」は月額990円、「ケアプラン70」は月額1,650円だ。
<▲図:ちゃんと片手で持って電話として使うことができる> |
さて、そのロボホンだが、ロボットクリエイターの高橋智隆氏(東京大学先端科学技術研究センター特任准教授、株式会社ロボ・ガレージ代表取締役)とシャープが共同で開発した製品で、二足歩行が可能なヒューマロイドロボットだ。
<▲図:ちゃんと二足歩行できる> |
身長約19.5cmと小型ながらいっぱしのロボットとして歩くことができ、音声対話もできる。さらに、フォーカスフリーの小型レーザープロジェクターを搭載し、映像の投影が可能。また、様々なアプリをインストールすることで機能拡張もできる。
背中にはディスプレイも搭載され、普通の携帯電話のように扱うこともできる。
ロボホンのOSはAndroid 5.0だが、注意したいのは一般のAndroidアプリはインストールできないこと。ロボホンの公式サイトからロボホン向けの専用アプリをインストールして使う。
<▲図:背中には2インチ液晶を搭載する。中身はAndroid 5.0だ> |
CPUはQualcomm Snapdragon 400クアッドコア1.2GHzで、メモリは2GB RAM、16GB ROM、背中に搭載されたディスプレイは約2インチサイズのQVGA液晶で、カメラは約800万画素。前述したプロジェクター機能では、1,280×720ドット相当の投影ができる。
Wi-FiはIEEE802.11b/g/n準拠で、Bluetoothは4.0、バッテリー容量は1,700mAhで、モバイルネットワークはLTEがBand1(2.0GHz)、Band3(1.7GHz)、Band19(800MHz)に対応し、3GはBand1(2.0GHz)、Band6(800MHz)、Band19(800MHz)に対応している。
【情報元、参考リンク】
・ロボホン公式サイト
・シャープ/プレスリリース