<▲図:利用イメージ> |
最近は各種センサーと通信モジュールを搭載し、温度や湿度など様々なデータを収集し、農業を支援するサービスを各社が開発・提供し始めているが、パディウォッチも同種のサービス。
パディウォッチもセンサーと通信モジュールを搭載した機器を水田に設置することで、10分ごとにセンサーから水位・水温・温度・湿度といったデータを取得することができる。これらの収集データは1時間ごとにドコモのネットワークを通じてクラウドに送信される。
<▲図:PaddyWatchの機器> |
クラウドに送信されたデータは、専用アプリを介してスマートフォンなどから確認することができるので、データで水田の状況を把握した上で水やりなどの対応を効率的に行うことが可能だという。
<▲図:アプリの画面> |
また、データは時系列で過去と比較して表示することもできるので、手軽に傾向を確認し、今後の農作業の計画などに役立てることができるという。
このシステムは、昨年5月14日から新潟市で行った実証実験を踏まえて商用化されるもので、実証実験は国内36都道府県に拡大して行われてきた。今後も実験は行われる予定。
ドコモはさらに、ウォーターセルが農業生産者向けに圃場の航空写真を活用し、スマートフォンなどの画面上で日々の農作業などを記録することができるアプリケーションサービス「アグリノート」を、ドコモの法人向けサービス「ビジネスプラス」のメニューとして15日から販売を開始するという。
このパディウォッチとアグリノートは農業IoTとしてシステム連携も予定されている。具体的にはセンサーから取得した情報を自動的にアグリノートに記録するという内容で、さらに効率的な農作業管理が可能となる。
気になる料金だが、パディウォッチの水田センサー本体は99,800円(税抜)、設置用ステンレスポールは5,700円(税抜)、サービス利用料は月額1,980円(税抜)。アグリノートは1アカウントあたり年額6,000円(税抜)だ。
【情報元、参考リンク】
・NTTドコモ/プレスリリース