<▲図:日本語からのクリンゴン語への翻訳も可能です> |
Web版でも昔から提供されているのでご存知の方もいると思いますが、海外ドラマ「スタートレック」に出てくるクリンゴン語への翻訳が可能なんです(*本記事ではちゃんとクリンゴン語翻訳以外の紹介もします)。
クリンゴン語はクリンゴン人が使う言語ですが、架空の言語としてはしっかりと作られており、意外と頑張ればマニュアルでも少しは翻訳できます。海外ドラマの「ビッグバン・セオリー」でも度々シェルドンがクリンゴン語について言及しますよね。マニアはシェルドンだけじゃないので、マイクロソフトも翻訳サービス「Microsoft Translator」に昔からクリンゴン語を入れていました。
<▲図:多くの言語への翻訳が可能です。右はクリンゴン語翻訳です> |
そして、アプリ版の「Microsoft Translator」でももちろんクリンゴン語への翻訳が可能です。収録されているのはクリンゴン語の専用文字であるピカド(plgaD)表記と地球人にも読みやすいラテン文字での表記です。
残念ながらクリンゴン語については音声読み上げはありませんが、日本語からの翻訳も簡単なフレーズであれば行ってくれるので中々面白いです。
<▲図:左がトップ画面。右は「オフラインの言語」の設定画面です> |
さて、その「Microsoft Translator」ですが、対応している入力方式は2つ。音声入力とテキスト入力で、音声入力については対話モードも搭載されていて、交互に入力できるようになっていますので、実際の会話でも一応使えます。
<▲図:対話モードでは最初に言語を選びます> |
<▲図:対話モードではマイクのアイコンを交互にタップして会話します> |
ただし、対話モードは音声入力専用なので、音声入力翻訳に対応した言語でしか使えません。そのため、アラビア語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語、英語、簡体中国語、繁体中国語のみです。
一方、通常の音声/テキスト翻訳ではより多くの言語に対応しています。
また、今年の2月下旬のアップデートで、オフライン翻訳機能が搭載されています。メニューから「オフライン言語」を選ぶと、言語をダウンロードできる画面が表示されます。各言語それぞれ200MB前後のサイズがあるので、スマートフォンのストレージ容量の空き次第ですが、普段よく使う言語はダウンロードしておく方が便利です。ダウンロードしておけばオフライン状態で翻訳できます。しかし、音声の翻訳だけはオフラインではできません。
基本機能は、ここまでで紹介した音声入力/テキスト入力による翻訳、そして対話モード翻訳ですが、翻訳履歴の表示やピン留め(保存)もできますので、よく使うフレーズなんかはピン留めしておくと便利かもしれません。
<▲図:左は履歴、右はピン留め機能> |
そして、「Microsoft Translator」はAndroid Wearにも対応しているので、Android Wear搭載スマートウォッチでも利用できます。ちなみに「Microsoft Translator」はマイクロソフトの他のサービスでの翻訳機能としても使われています。
リアルタイム翻訳アプリはGoogle翻訳と「Microsoft Translator」をインストールしておくといいと思いますし、辞書として単語の意味を調べたい場合はアルクのウィジェットアプリの「英辞郎」もなかなか便利です。
【情報元、参考リンク】
・Microsoft Tranlator