オフライン利用も可能な有料の地図ナビアプリ「MapFan 2015」が期間限定で無料に

GAPSIS編集部 2016年4月19日

インクリメントPは19日、Android向けの地図ナビアプリ「MapFan 2015」を期間限定で無償提供すると発表した。通常価格は3,888円なので、大幅な値下げになる。今回の措置は平成28年熊本地震の被災地において場所の確認や支援活動などに役立ててもらいたい、とのことから行われている。

しかし、この措置は熊本地震の被災地のユーザーだけでなく、それ以外の地域のユーザーも含めて対象となっていることが大きな特徴。すなわち、5月18日までの間は、完全に無料提供されている、ということになる。

MapFanシリーズは毎年最新バージョンがリリースされる際に、割引キャンペーンが行われることでも知られるが、さすがに通常であれば無料では入手できない。

そしてMapFanシリーズには、今回の被災地で活用できる大きな特徴が備わっている。それは地図データを全て端末内にダウンロードしてしまい、オフライン状態でも使うことができることだ。地図データのダウンロードには端末のストレージ（もしくは外部メモリのmicroSDカード）に約6.2GBの空き容量が必要だが、一旦ダウンロードすれば、スマートフォンが圏外だったり、データ通信回線が混雑して繋がりにくい状況下にあっても利用できるので、被災地などでの地図の確認には最適だ。

また、音声ナビゲーションもオフライン状態でも利用できるので、カーナビ代わりに使う際にも便利だ。

なお、ドコモとソフトバンクは被災地のユーザー向けにはデータ通信量の上限を一時的に撤廃し、速度制限を掛けないことを発表しているし、auも10GBの追加データを付与することを明らかにしているが、さすがに約6GBというデータは大きいので、可能であればWi-Fiを利用したい。

アプリは下記のリンク先からダウンロードできる。