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【一条真人的Androidライフ】第89回:ロボホン予約してみたよ

そういえば、「ロボホン」を予約してみた。

<▲図:シャープ期待のロボット型のAndroid携帯「ロボホン」>

はじめ、20万円という価格を見たときには、

「それはないだろう? 20万円あったらロボット掃除機『ココロボ』とAQUOS PHONEを買ってもお釣りが来ちゃうよ」(※)

「牛丼、何杯食べられるんだろう?」

「MacBook Proの13インチが買えるな」

とか、色々考えていた。


単純にスマートデバイスとして考えると高すぎる。しかし、新ジャンルの第1世代の冒険的な製品だと考えると、ある程度、仕方のない価格なのかもしれない。

ちなみに、ロボホンが搭載する人工知能の「ココロエンジン」は、最初はロボット掃除機のココロボに搭載されたものだったし、僕は声をカスタマイズする記事などを書いたこともある。

ココロボはごく短い会話というか、挨拶のやりとりぐらいはでき、さらにネット接続で天気予報などを知ることができる。

聞けば、この製品の真の実験的なところは人工知能なのだという。人工知能の研究からこういう形の製品が生まれたということだ。そんな話を聞いた僕は、ロボット掃除機ではなく、いっそロボットを作っては? とシャープの人に言ったこともある。

また、最近のシャープのスマートフォンにもココロエンジンは搭載されている。こちらも僕は初めて出たときから、そのレスポンス性能などを検証する記事を書いていたので、読んだことのある人もいるかもしれない。

今回、ロボホンが登場したのもいきなりのことではなく、この数年のシャープのココロエンジンの開発が、そこまでの自信を持つに至ったということだろう。

ちなみにココロエンジンはユーザーの行動、性質などを学習して反応するので、展示会などでちょっと使っても、その本領はまるでわからない。ちょっと触っただけでロボホンの実力を判断するのは愚かだ。

<▲図:ちゃんと携帯電話として使えるサイズで、液晶画面も搭載する>

ロボホンがどれだけのヒット商品になるのか? どれだけ人々に受け入れられるのか? はまだ未知数だ。

なにしろ、ロボホンのポテンシャル自体が未だに明らかになっていないのだから。しかし、この製品はネットワークに接続することが前提であり、発売後もクラウドで進化していく可能性がある。

今やスマホもほとんどコモディティ化し、退屈な今日この頃だ。

みなさんもクラウドファンディングに投資する感覚で買ってみてはどうだろうか?

※現在はスマートフォンのブランドも単に「AQUOS」ですが、ここでは分かりづらいので、あえて昔のブランド名の「AQUOS PHONE」と書いています。

【情報元、参考リンク】
ロボホン公式サイト


記事執筆者プロフィール
一条真人
ITジャーナリスト
Twitter:@ichijomasahjito、Facebook:masahito.ichijo
ブログ:一条真人メモ

クラウドサービスからスマートデバイス、デジタルAVまで、デジタル関連のアイテムが大好き。「ハッカー」(日本文芸社)、「PCプラスワン」(笠倉出版)などパソコン雑誌の編集長を経て、小説なども出版して現在にいたっています。PC、IT関連の本は50冊以上書かせてもらいました。スマートフォンは初代Xperia(あまりに美しいデザイン!)、iPhoneなど数機種使っています。

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