<▲図:うんちゲーム「プープライド」の会社のCEO 小関昭彦氏(右)と筆者(左)> |
さて、日本Androidの会の浜松支部ではソフト的な展示を色々としていました。スマートウォッチとも連動する占いアプリなどは個人的に非常に面白く、もう少し頑張れば商用としても十分な商品性がありそうです。
<▲図:Androidスマートウォッチと連動する占いアプリ> |
また、手軽にゲームを作ることができるという開発ツールのデモなども。
<▲図:タブレットやMacBook Airでのゲームデモ> |
また、会場には金色のウンコをかぶった人が徘徊していた(記事冒頭の写真参照)。
この人は「PooPride(プープライド)」という、うんちのレースゲームを開発・提供している会社ダイスクリエイティブのCEOで、昨年末に某忘年会でお会いしたこともあった。これだけの格好で歩いていると、本当に歩く広告塔という感じだ。
<▲図:うんちのチキンレース> |
このゲームはAndroid向けのアプリで、iOSでは出ていない。iOSの倫理センスでは出せないゲームなのかもしれないが、ヨーロッパでも大人気!だそうだ。世界のどこでもうんちは子供に大人気だね。
→Google Play/プープライド
ところで、いくつかのスマホメーカーも出展しており、シャープではあのロボット型スマホ「ロボホン(RoBoHoN)」を展示していた。発売は6月頃を予定しているそうだ。音声認識でも操作でき、「踊って」というと、本当に踊ってくれたりするのがナイスだ。
<▲図:シャープ期待の「ロボホン」> |
富士通はカラオケ機材も展示していたが、今のイチオシ商品なのかSIMフリーのAndroidスマホ「arrows M02」を並べていた。
言うまでも無いが、このarrows M02はSIMフリースマホの中では、大手通信キャリア向け端末並みの機能を持っている高機能機だ。防水なのはもちろん、おサイフケータイ機能も搭載しており、利便性が高い。多くのMVNO業者が自社のサービスとの組み合わせで販売している。「UQ mobile」などでも購入することができる。偶然、今、僕も借りているほどの機種だ。
<▲図:富士通はカラオケ「DAM」用の機材もやっていたんだね。ベースはAndroid> |
<▲図:富士通のSIMフリースマホ「arrows M02」> |
また、ABCの出展ではお馴染みの株式会社セラクはIT農業という展示をしていた。センサーで様々なデータを収集し、どのような対応をしたらいいのか? ということをデータからサポートできる。手軽に設置し、データを収集・管理できるのが特徴。
<▲図:これらの機材を設置してデータを収集する> |
こうしたシステムは海外ではフランスのパロット社も同じような製品を実際に販売している。センサーで土壌などの状態を調べ、「水をやれ」だの様々なアドバイスをスマホに送ってくれるのだ。ただ、植物に必要な要素はその植物ごとに違うわけで、最初に植物データベースからどの植物に使うのか選択するようにしている。パロット社は現在、日本の植物に関するデータベースを作っていて、それが完成したら日本に進出する気なのだという。
この種のIoT的な農業というのも今後、メジャーになっていく可能性があるのかもしれない。
今回のABCは講演に力が入っていたようなので、それを聞けなかったのは残念だが、展示はあまり元気があると感じなかった。現在、世界的にクラウドファンディングを活用して小規模なメーカーや開発者によるアイデア製品がブームとなっているので、何か元気のいい開発者のプロダクツがもっと色々と出てくれると面白いと思う。
次回は秋に開催されると思うので、その時にはイキのいい開発者のプロダクツの出展にも期待したい。
(記事:一条真人)
【情報元、参考リンク】
・ABC 2016 Spring公式サイト