<▲図:4月9日配信予定の「アイアムアヒーロー はじまりの日」> |
dTVはドコモの回線契約がない方でも利用できるサービスだが、主なユーザーはやはりドコモユーザー。ドコモユーザーの場合、スマートフォンやタブレットの購入時にセットで加入するパターンが多いと見られ、サービス開始からしばらくの間は一気に会員数を増やした。
しかし、さすがに400万契約を突破してからは伸びが鈍り、意外と500万突破までに時間が掛かった印象だ。実際、会員数の推移は下記の通りで、400万突破から500万までには約3年という期間を要している。
- 2011年11月18日:サービス開始
- 2012年4月24日:100万人突破
- 2012年7月21日:200万人突破
- 2012年11月25日:300万人突破
- 2013年3月15日:400万人突破
ドコモユーザーの加入はある程度一巡した印象で、今はドコモの回線契約を持たない一般ユーザーの獲得に向かうステップに入っているのだろうが、「dTV=ドコモのサービス」というイメージも強く、難しさがありそうだ。しかし、エイベックス通信放送によれば、昨年4月に行われた「dビデオ」から「dTV」へのリニューアル後、ドコモの回線契約を持たない方の加入が急増したということだ。
dTVの競合サービスは「Hulu」や「Netflix」になるが、どちらかというと、Huluがより直接的なライバルだと言えそうだ。Netflixはオリジナル作品や4K解像度などを売りにしている部分が強く、ラインナップ数は少ない。一方、Huluはラインナップの幅と数が多く、それはdTVも同様だ。そして、両サービスで被っている作品も多い。
それでいてdTVは月額500円と安く、さらには昨春のリニューアル以降、コンテンツの強化に取り組み、オリジナル作品の配信や4Kコンテンツの配信、落語や演劇・舞台作品など様々なコンテンツを導入している。そのため、お世辞抜きに魅力あるサービスへと進化している。dマーケットのサービスでは雑誌の定額読み放題サービス「dマガジン」もお世辞抜きでオススメのサービスだ。
400万突破から3年が掛かったことや、Huluが長い年月をかけて100万人突破にこぎつけたことを考えると、今後の伸びも緩やかかもしれないが、今後の進化にも期待したいところだ。特に、コンテンツの強化、同時登録できるデバイスの数の拡大などは一ユーザーの要望としても期待したい点だ。
【情報元、参考リンク】
・dTV