BL-01はAndroid 4.4.2と約1.6インチ・解像度220×176ドットの液晶ディスプレイを搭載するAndroid端末で、単独で通信を行えるスマートフォンとして使えるほか、各種センサーを活かしたIoTのゲートウェイ端末、腕時計やネックレス型のアクセサリーと組み合わせることでウェアラブル端末としても活用できる。
ボディサイズは約41.0×47.0×15.6mmで、重さは約36g。小型軽量なので、確かにウェアラブル端末としての活用も可能だ。
主なスペックを確認すると、メモリは512MB、ストレージは4GB、マイクとスピーカーを搭載し、バイブレーション、GPS、3軸加速度センサー、Bluetooth 4.0、Wi-Fi(IEEE802.11b/g準拠)、3G(2.1GHz)にも対応する。
まさに小さなAndroidスマホといった感じで、バッテリー容量は620mAhで、防水(IPX5/7相当)・防塵仕様でもある。
ビッグローブはこのBL-01の企業向け開発キットの提供を開始したが、Googleの標準SDKに対応しているので、一般的なAndroidアプリの開発環境さえあれば、各社・各開発者はBL-01向けのアプリの製作も可能となっている。
開発キットの販売価格は35,000円(税抜)。同社はBL-01を採用した企業のソリューション開発サポートも行うという。
すでにBL-01の導入事例もある。
第一弾として、福島県会津若松市の「路面情報等のオープンデータ活用実証実験」で採用されたという。舗装路面管理ソリューションを提供するバンプレコーダー社とビッグローブが協業し、会津若松市の道路パトロール車を含む公用車や民間のバスなど10台にBL-01を設置する予定で、エンジンがかかると自動的に電源が入り、走行中に道路の舗装状況をBL-01の加速度センサーで検知する。エンジンを停止すると異常箇所のGPS情報を含めた走行データが自動的にサーバに送信されるという。
<▲図:会津若松市「舗装路面情報管理オープンデータ活用実証実験」> |
【情報元、参考リンク】
・ビッグローブ/プレスリリース