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Android搭載「BlackBerry PRIV」が日本市場で発売。スライド式のQWERTYキーボード搭載、セキュリティも強化

スマートフォンやタブレット向けのアクセサリー等を扱うFOXは25日、カナダのBlackBerry社が提供するAndroid搭載スマートフォン「BlackBerry PRIV」を日本市場で同日より販売開始したと発表した。

<▲図:BlackBerry Priv>

BlackBerry PRIVはBlackBerry史上初のAndroidスマートフォンで、BlackBerry OS10で培ってきた生産性の高いアプリ、セキュリティの強固さを継承しつつ、Google Playで配信される多種多様なアプリを扱える機種となっている。

そして、BlackBerryならではのQWERTYキーボードを搭載する。

FOXは日本における正規再販総代理店契約を結んでおり、ビックカメラ、Amazon.co.jp、U-NEXTストア、U-mobileのオンラインサイト、FOXが運営するオンラインストアcaseplay及びcaseplayの各店舗で販売する。想定販売価格は99,800円(税抜)。

ただし、U-NEXTストアとU-mobileオンラインストアでの販売は29日からの予定。

FOXが販売するBlackBerry PRIVは日本国内で使用できるように技術基準適合証明を取得しているだけでなく、既存の海外モデルとは異なる周波数バンド19にも対応した日本限定モデルになる。

ビジネス用途で使う方を想定し、高度なプライバシー制御機能を持っていることも大きな特徴。BlackBerry純正アプリの「DTEK」によって、マイク、カメラ、位置情報、個人情報へのアクセスは監視・報告されるので、おかしな動きをするアプリが存在した場合、すぐに発見し、適切な対処を取ることができる。

また、BlackBerry独自の製造プロセスである「ハードウェア・ルート・オブ・トラスト」によって、ハードウェアに暗号化キーを挿入することで、プラットフォーム全体に安全性を提供している。

BlackBerry PRIVにはスライド式のQWERTYキーボードが搭載されているので、キーボードを使って文字入力をすることができるわけだが、キーボードをしまい、約5.4インチのディスプレイを使ってタッチ入力で文字入力してもいい。どちらのキーボードでもその時々でスムースに切り替えて使用できる。

<▲図:閉じた状態とスライド状態の違いを背面から見た場合>

ディスプレイの解像度は2,560×1,440ドットと非常に高精細で、緻密な描画が可能だ。また、「Galaxy S6 edge」等のedgeシリーズのように左右のサイド部分が曲面を描く形状になっている。ちなみに、ディスプレイは有機ELだ。

バッテリー容量は3,410mAhで、長時間の連続駆動も可能。

CPUはQualcommのSnapdragon 808ヘキサコアで、メモリは3GB RAM、32GB ROM。OSはAndroid 5.1.1で、SIMカードのサイズはnano-SIMだ。microSDカードスロットは最大で2TBまでサポートする。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n準拠で、Bluetoothは4.1 Low Energyサポート、カメラはメイン側が約1,800万画素、サブ側が約200万画素、本体サイズは約147(スライド時は184)×77.2×9.4mm、重さは約192gだ。

対応するモバイルネットワークは下記の通り。国内ではNTTドコモやソフトバンクの回線網で利用可能だ(それらの回線網を使う格安SIMも含めて)。
  • FD-LTE:1, 2, 3, 4, 7, 8, 13, 17,19, 20, 28 (2100/1900/1800/1700/2600/900/700/700/800/700 MHz)
  • TD-LTE:41 (2500 MHz)
  • HSPA+:1, 2, 4, 5/6, 8 (2100/1900/1700/850/900 MHz)
  • Quad band GSM/GPRS/EDGE:(850/900/1800/1900 MHz)

税込みで10万円を超える機種なので手を出しにくいが、他社製品とは全く異なる魅力を持つ機種だけに、一定の人気を集めそうだ。

【情報元、参考リンク】
Amazon/BlackBerry PRIV
U-mobile
BlackBerry PRIV製品ページ
FOX公式サイト

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