ABCは展示会(バザール)と講演会(カンファレンス)から構成されるイベントで、基本的に約半年間のインターバルで開催されている。Androidのイベントとしては国内最大級の規模と歴史を誇るもので、業界関係者のみならず一般のAndroidユーザーが参加しても楽しめる内容となっている。
開催場所は青山学院大学の青山キャンパス 17号館。一番近い駅は表参道駅だが、渋谷駅からも徒歩圏内だ。
開催日時は12日(土)の10時から18時だが、バザールに関しては16時45分終了と、講演会よりも少し早めなので注意したい。
先ほど述べたように、内容は基本的にはAndroid関連の事業や企画などに取り組む企業・団体・個人向けだが、一般ユーザーが参加しても楽しめると思う。特にバザールでの展示には毎回ロボットなどがあるので、面白いだろう。イベントの雰囲気はお手製感の強い学園祭風なので、気軽に参加して楽しめると思う。
バザールには日本Androidの会の支部のほか、富士通やシャープといった端末メーカー、インプレスなどの出版社、社長夫妻自らがコスプレをして参加していた前回が印象的なうんちゲーム「プープライド」のダイスクリエイティブなどのアプリデベロッパー、そして広告代理店のサイバーエージェントやインフィニテグラはVRの展示を行う予定で、IoTデバイスなども色々と展示される見込み。
一方のカンファレンスについては、まずは基調講演をチェックしてみよう。
今回の基調講演も2本。1本目は「Google TensorFlowとAndroidが繋がる未来」で、Google Cloud Platform Developer Advocateの佐藤一憲氏とシーリス 代表の有山圭二氏が登壇する。
Googleが昨年11月にオープンソースとして公開した、機械学習のフレームワークである「TensorFlow」に関連する話が行われる予定だ。
2本目は「ビッグデータと機械学習が変えるソフトウェア開発」で、日本マイクロソフト(以下、マイクロソフト)の業務執行役員 ナショナル テクノロジー オフィサー 田丸健三郎氏が登壇する。
マイクロソフトといえば「Windows」だが、実はABCにはずっと参加しており、Androidアプリも多数リリースしている。今回の講演では、ビッグデータ、IoTが持つ意味、ソフトウェア、サービス開発へのインパクト、そして今何が変わろうとしているのかについてマイクロソフトの視点から紹介するという。
カンファレンスでは他にも、さくらインターネットの代表取締役社長 田中邦裕氏、Mozilla Japan モバイル&エコシステムマネージャの浅井智也氏、モケラボの代表取締役 深見浩和氏、アマゾン ウェブ サービス ジャパンの西谷圭介氏ら、様々な方が各種テーマで講演を行う。
先日公式サイトでバザールの出展者リストとカンファレンスのタイムテーブルが公開されたので、参加前にチェックしておこう。
また、ABCの参加費は無料だが、事前に参加申し込みをウェブ上で行う必要があるので、忘れずに行っておこう。名前とメールアドレスだけでOKだ。
【情報元、参考リンク】
・ABC 2016 Spring公式サイト