<図:プチサンダーの利用イメージ> |
同社は長年災害対策用品を手がけてきた業界大手から独立創業したベンチャーで、東日本大震災などの時にも注目された携帯電話用の手回し式充電ラジオライトを販売していた。しかし、携帯電話がフィーチャーフォンからスマートフォンの時代に以前よりも移行したこともあり、旧機種はスマートフォンで使うには不便な点がある状況だった。
そこで今回、スマートフォン向けに改良が施された新製品が開発され、新たに販売されることになったという。
旧機種ではスマートフォンの充電には別途アダプターが必要だったが、プチサンダーでは出力端子がUSBになったため、スマートフォンに付属もしくは市販の充電用USBケーブルがそのまま使えるようになっている。さらに操作方法がプッシュ式のボタンになり、以前よりも操作しやすくなっている。
<図:プチサンダーのボタンや入出力端子等について> |
<図:出力はフルサイズのUSB、入力はmicroUSB> |
機能面ではスマートフォン等のUSB充電機器への充電の他、ライト、ラジオ、サイレンの機能を使うことができる。本体サイズは約125×52×42mmで、重さは約120g。
<図:ライトを使っているところ> |
ちなみに手回しでどれくらい充電できるのかと言うと、実はかなり時間がかかる。15分間手回しして、iPhone 5で+3%、iPhone 6で+2%とのこと。Androidスマートフォンでも大して変わらないだろう。一応、1時間ほど頑張って回せば10%前後は充電できるので、少しデータ通信をしたり、電話を掛けることはできる。太陽光パネル搭載タイプの場合は、日中放っておけばいいので楽だが、パネルが小さいと充電できる量も少なく、また日中しか使用できない、という不便さもある。
<図:プチサンダーを手回し充電しているところ> |
また、プチサンダー自体にもバッテリーが搭載されていて、そのバッテリーがフル充電されていれば、それを使ってスマートフォンを充電することもできる。その場合はiPhone 5で+27%ということなので、Androidスマートフォンでもそれなりに充電できるはずだ。
<図:プチサンダー内蔵バッテリーを充電しているところ> |
ライトに関しては手回し充電15分だけでも30時間つけることが可能。ラジオだと3時間駆動できる。
家庭用コンセントから電源を取れない時のために、同社の製品に限らず、こうした製品は何か一つは持っておきたい。
下はAmazonでの商品リンク。
【情報元、参考リンク】
・プチサンダー製品ページ