<図:料金イメージ> |
「5分かけ放題オプション」はMVNOとしては初となる電話回線を使った音声通話の定額での回数無制限サービスとなる。
このサービスは、IP電話ではなく音声回線を使っての音声通話のため、IP電話よりも基本的な音声品質が高い。料金は月額850円(税抜)で、楽天モバイルの音声通話対応SIMのユーザー限定のオプションとしての提供となる。
1回5分以内の国内通話が月額850円で掛け放題となるため、NTTドコモやau(KDDI/沖縄セルラー)、ソフトバンクらにおける同種のサービスと比べてもコストは安い。通話が5分を超えた場合は、30秒あたり10円(税抜)で課金される。
一般社団法人 電気通信事業者協会の調査によると、携帯電話・PHSから発信された通話1回あたりの時間は、約93%が5分以内だという。そのため、他社も5分以内の通話が掛け放題となる低額のプランを提供しているが、楽天モバイルの「5分かけ放題オプション」はさらに安い。
次に「楽天メール」だが、このサービスは楽天モバイルのユーザーが「@rakuten.jp」ドメインのメールアドレスを取得し、無料で利用できるメールサービス。追加料金は掛からない。メールボックスは15GBまで利用可能で、広告の表示もない。楽天グループの「楽天銀行」「楽天カード」「楽天証券」「楽天生命」のサービス利用開始時に必要な認証用のメールアドレスとしても利用可能となっている。
また、「楽天モバイル 海外SIM」は、海外渡航者向けのプリペイドSIMカードで、楽天モバイルの通話SIM及びデータSIMの契約者でなくても利用することができる。
世界190ヵ国以上に対応する。事前にAPN設定を行い、サービス対象国に入ると自動で電波を受信し、現地の提携通信網にアクセスできる。料金プランは地域ごとに一定の金額となる「地域別パック」と広域な国に対応し、利用した分だけ請求される「クレジット」から選ぶことができる。
初期費用は3,000円(税抜。SIMカード代金として)で、3月10日にサービス提供開始となる。
【情報元、参考リンク】
・楽天モバイル
・楽天/プレスリリース