衣料型ウェアラブルシステム |
このシステムを同社は13日から東京ビッグサイトで開催される「第2回ウェアラブルEXPO(ウェアラブル端末の活用と技術の総合展)」に出展する。
服にシステムを導入したウェアラブルシステムはNTTドコモなど、他社も開発しているが、グンゼのシステムは、センサーや配線部分もニットで伸縮するため、体にフィットして動きやすい点、洗濯が可能な点などが大きな特徴だと言えるだろう。さらに、伸縮性と通気性の確保によって、着心地も良いという。スポーツウェアタイプでフィットネス目的のものが多い中、肌着タイプのものを開発しているのはグンゼならではだろう。
そして、このような特徴を実現できたのは、グンゼのニット(編み)技術によって導電性繊維をインナーに加工し、姿勢センサーや配線として活用しているため。
姿勢センサーは、グンゼの研究開発部の肌着の着用快適性を研究するラボで、体の動きによる皮膚の伸縮を計測したデータに基づき、最適に生体情報を取得できるという。
また、活動量センサーや通信機能を備えたNECの柔軟・小型・薄型のウェアラブル端末を活用し、取得した情報はスマートフォンなどを経由してクラウド上で管理される。
このウェアラブルシステムによって、姿勢の歪みや癖などの体の状態を見える化でき、姿勢の改善や肩こりの予防に役立つアドバイスを提示できたり、利用者間での比較や傾向分析なども可能になる。
【情報元、参考リンク】
・NEC/プレスリリース
・第2回ウェアラブルEXPO