Gクラスタはクラウドゲームサービスなので、プレイヤー側には高度な処理を行わせるためのハイスペックなハードウェアは要らない。サーバー側で処理したプログラムからストリーミングで映像を配信しつつ手元のコントローラーでプレイする形なので、ちょっとした機器で対応できる、というのが大きな利点。さらに言えば、Gクラスタはスマートフォン向けのアプリも提供している。
必要なのは最低3Mbps以上のインターネット回線と操作用のゲームコントローラ、そしてテレビなどのモニターとGクラスタ本体だけだ。
▲Gクラスタの仕組み(*クリックして拡大) |
インターネット回線を介したプレイになるため、遅延が気になるかもしれないが、コンマ単位の時間の遅延が命取りになるFPSなどでもない限り問題ない。それは「PlayStation 4」のリモートプレイを経験したことがある方なら想像できると思う。PS4 リモートプレイも同じような原理でリモートプレイするわけだが、意外と問題なくプレイできる。
Gクラスタでプレイするゲームのセーブデータはサーバ上に保存される。
Gクラスタ本体とテレビはHDMIケーブルで繋ぎ、電源はUSBで取る。HDMIケーブル、USB-ACアダプタ、USBケーブルは基本セットに同梱されている。また、コントローラも「Logicool Wireless Gamepad F710」が同梱されている。このコントローラは単体でも市販されている品なので、PCなどで使うこともできる。Gクラスタ本体のサイズは約49×90×11mmで、重さは約45g。
コントローラが無くても実はプレイできる。その場合はスマートフォンやタブレットをコントローラとして使うことができるが、タッチ操作よりも物理的ボタンを押す方がプレイしやすいので、コントローラは欲しい。
Gクラスタにラインナップされているタイトルは、RPGではスクウェア・エニックスの「FINAL FANTASY XIII」「FINAL FANTASY XIII-2」「ファイナルファンタジーVIII for Gクラスタ」「ファイナルファンタジーVII インターナショナル for Gクラスタ」、そして「英雄伝説」や「イース」シリーズなど。スポーツでは「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2015」「MotoGP13」など、アクションでは「ZOIDS Material Hunters」「アサシンクリードII」などがある。
パズルやテーブル、シューティング、アドベンチャー、シミュレーションなどのジャンルの作品もある。
▲遊べるタイトルの一例 |
今回のキャンペーンでは、これらのタイトルをテレビで遊べるようにするGクラスタ本体の基本セットが無料提供されるわけだが、数は限定されていて、先着2,500名だ。モニターキャンペーンへの応募条件は下記の通りだ。
- 国内在住の満18歳以上の方
- 自宅にWi-Fi環境を持っている方(安定した3Mbps以上の有効帯域推奨)
- クレジットカードを持っている方
- 月額500円プランに加入の上、モニターとして遊んでくれる方
- (*無料モニター期間終了後の継続利用の有無は問われない)
- モニター開始後に行われる電話アンケートへ協力すること
モニター期間はモニター開始月の翌月末までの最大2か月間。
上記の通り、月額500円プランは止めても構わないので、とりあえず最大2か月間はGクラスタを無料で試すことができる。それでいてGクラスタ基本セットはプレゼントされるので、返品しなくていい。
月額500円プランというのは約40本のゲームが遊び放題となるプランというだけで、解約してもGクラスタ本体が使えなくなるわけではない。すべての作品は10分間は無料でお試しプレイができるので、それを試してもいいし、各タイトルを個別に購入することもできる。
また、Gクラスタは前述のようにAndroidスマートフォン/タブレットでもプレイできる。これはAndroidアプリ「Smart G-cluster」を使って実現するもので、アプリに対応したタイトルしかプレイできないが、「FFXIII」「FFXIII-2」「FFVIII」「FFVII」「ラスト レムナント」は対応している。スマートフォンアプリ対応作品には「スマG」のマークが描かれている。
なお、スマートフォン/タブレット向けアプリはAndroid版しか現在は配信されていない。iOS版はない。
【情報元、参考リンク】
・Gクラスタ公式サイト