SoftBank AirのAirターミナル2 |
SoftBank Airは、SoftBank 4Gに対応したホームルーターを宅内に設置し、SoftBank 4Gを固定回線代わりに使おう、というサービス。今回、新しい宅内機器「Airターミナル2」も発売になる。この記事では、SoftBank Air、Airターミナル2の紹介をしたい。
一般に光回線を固定回線として利用している方の場合は、回線終端装置(ONU)を設置し、有線LANケーブルでパソコンなどの機器と繋げてインターネットを利用できるようにするか、Wi-Fiルーターを別途設置し、Wi-Fi環境を構築することになる。ケーブルやADSLなどの場合もほぼ同様だ。
SoftBank Airはそうしたサービスとは異なり、スマートフォンなどで利用しているのと同じモバイルデータ通信を固定回線代わりに使う、というもので、Airターミナル2を購入し、宅内の適当な場所(電波が入りやすい場所が一番いい)に設置するだけでSoftBank 4GによるWi-Fi環境を構築することができる。工事が不要でONUも不要なので気軽という点や引越しをしても同じように使える、というのも魅力の一つ。
ちなみに、同じようなことはWiMAX 2+対応ルーター(ホームルーター/モバイルルーター問わず)でもできる。
SoftBank Air/Airターミナル2の特徴 |
Airターミナル2の前面にはLEDインジケーターを搭載 |
そして、今回登場するAirターミナル2は大幅にスループットが向上し、下り最大261Mbpsでの高速通信に対応しているのが大きな特徴だ。また、パケット使用量の制限がない定額制サービスなので、固定回線代わりに使える、ということとSoftBankやY!mobileの携帯電話とセットで利用すると月額利用料金から一定額が割り引かれる「スマート値引き」「光おトク割」も利用できる。
基本料金は月額4,880円で、Airターミナルの割賦金は36回払いで月額1,620円、月月割が36回毎月1,620円あるので、Airターミナル代は実質0円になり、加入特典が3ヶ月目まで月額1,184円引き、4ヶ月から25ヶ月目まで500円引きがあるので、月額は3,696円から、ということになる。
料金イメージ |
気になるAirターミナル2は前述の通り、下り最大261Mbpsに対応するルーターで、SoftBank 4Gの「キャリアアグリゲーション」と「4x4 MIMO」に対応し、それを実現している。4x4 MIMOは4つのアンテナで同時に通信することで速度を向上させる技術だということもあり、反射波をうまく掴む必要があるため、設置場所はしっかりと選びたい。
上り(アップロード)速度は最大10Mbps。これに関しては光回線にはかなわないので、上り速度を重視する方には向かない。
Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠で、別途有線LANポートを2つ搭載する。
Airターミナル2の背面にはUSB端子、有線LANポート×2、ACアダプタ端子を搭載 |
サイドはすっきり |
天面もすっきり |
底面写真はデモ機のものなので、製品版では異なるはず |
【情報元、参考リンク】
SoftBank Air