ソフトバンクは25日、来春からの電力小売りの全面自由化に伴い、電力サービスを「ソフトバンクでんき」という名称で提供すると発表した。
同社が電力サービスを来春から提供することは早くから明らかにされており、2016年1月には予約受付も開始される。その予約受付が開始される際にはサービスの詳細も公表される予定となっている。
電力サービスを手がけるといってもソフトバンク自らゼロからインフラを用意するわけではなく、既存の電力会社の設備を引き続き利用するため、品質が落ちたりすることはないという。
また、設備が変わらないので基本的には工事も不要。ただし、利用している電気メーターがスマートメーターではない場合は、現在の電力会社でスマートメーターへの取り替えが発生する(工事費不要)。スマートメーターというのは通信機能を搭載し、遠隔で検針ができる新しいメーターのこと。
ソフトバンクでんきに切り替えると何らかのメリットがあるのか? と言うと、固定回線サービスと携帯電話サービスのセット割引のように、電力サービスと同社の他のサービスを組み合わせることで全体での料金を抑え、コストを下げられるという利点が出てくる見込み。
申し込みはウェブサイトやソフトバンク取扱店で可能になる予定。
また、切り替えにあたっては現在利用している電力会社へ解約の申し込みをする必要はなく、ソフトバンクでんきの申し込み手続きの中で行われる。
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