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mineoでは余ったパケットを家族や友人と分け合うことができる「パケットシェア」や「パケットギフト」といったサービスも提供されているが、今回新たに提供された新機能は画期的なもので、全国のmineoユーザー間でパケットを共有できる。
全ユーザーから集めた共有パケット置き場が「フリータンク」で、有効期限が迫っている余ったパケットがあればフリータンクに入れておく。自分が入れたパケットや他のユーザーが入れたパケットが「フリータンク」に貯まり、各ユーザーはパケットが足りなくなってきたら、そこから引き出すことができる、というわけだ。
このように、全てのユーザーでパケットを共有するサービスは前例がないと同社自身が紹介しているように、本当に画期的だと言えるだろう。最近の格安SIMサービスの戦いは価格競争ばかりになっているが、mineoはドコモとau回線両方を提供したり、今回の「フリータンク」など、サービス面で違いを出してきている。
パケットの受け渡しは、mineoユーザー同士のコミュニケーションの場として提供されているコミュニティサイト「マイネ王」で行う。そして、マイネ王では、メッセージ等のやり取りにおける感謝の気持ちや良いアイデアに対する賞賛の代わりに自分のパケット10MBを贈ることができる「チップ」機能も追加された。
なお、フリータンクへパケットを入れる際は、時期や回数の制限はないが、月に合計10GBまでとなっている。そして引き出す場合は、月に2回、合計1GBまでとなっている。無条件で何GBでも引き出せる、というわけではないので注意したい。また、引き出しは期間も設定されていて毎月21日から末日までとなっている。
結局、フリータンクから引き出せるのは毎月1GBまでなので、何GBも足りないとか、もっと使いたいという場合は上位プランに変更すべきだが、ほんの少し足りない、というときにはフリータンクで十分なので、かなり嬉しいサービスだと言える。逆に余っている時はちゃんとフリータンクに入れて、他のユーザーにプレゼントできるようにしておきたいところだ。
【情報元、参考リンク】
・mineo
・ケイ・オプティコム/プレスリリース