楽天は5日、楽天グループの通信サービス会社であるフュージョン・コミュニケーションズが運営する通信サービス「楽天モバイル」の事業を楽天に譲渡することで合意したと発表した。
事業譲渡日は12月1日になる予定で、ユーザーは今までと変わりなくサービスを利用することができる。ユーザーからは特に何の手続きも必要ない。
今回の事業譲渡によって、楽天はサービスの提供主体と通信回線調達の役割を明確にすることで、より柔軟な事業展開を目指すとしている。また、今後はこれまで以上に楽天モバイル事業に注力するとのことだ。
なお、フュージョン・コミュニケーションズは12月1日付けで商号を変更し、本社を移転する。商号は「楽天コミュニケーションズ株式会社」となり、新本社は東京都世田谷区玉川一丁目14番1号。本社移転は12月1日を待たず、順次移動を行う。
商号変更の理由は、楽天グループとしての位置づけを明確にするため、とのことだ。これは一般ユーザーから見たとき、フュージョン・コミュニケーションズが楽天グループの会社とは分かりにくかったため、その通りかもしれない。また、本社移転によって楽天グループ各社とのより効率的なオペレーションを実現し、相乗効果を最大限に発揮させていく、とのことだ。
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