出典:(株) MM総研 [ 東京・港 ] |
上期の総出荷台数は前年同期比8.0%増の446万台となり、依然としてタブレット市場が拡大していることが分かる。
セルラータブレットについてはNTTドコモの販売ルートがAndroid勢、iPadシリーズともに好調で、Wi-Fiタブレットについては減少傾向となっている。これはスマートフォンの大画面化が進む中で、7-8インチの低価格Wi-Fiタブレットの需要が減少したためと分析されている。
実際に最近のスマートフォンは6インチのディスプレイを搭載するものも増えてきており、タブレットとの線引きが難しくなってきている。以前は「ファブレット」と呼んできた製品までスマートフォンに含まれる状況になっており、スマートフォンが扱う画面サイズの幅が広がっている。
また、今回の調査にはWindowsタブレットも含まれているが、OS別に見た場合、最も出荷台数が多かったのはAndroidで47.5%、次いでiOSの37.9%、そしてWindowsの14.6%だ。Android勢はメーカー数、機種の種類も多いので一つのシリーズだけで37.9%を獲得するiPadはやはり強いものの、OSシェアではAndroidがトップとなっている。また、WindowsもSurfaceシリーズが好調でメーカー別シェアで全体の5位にMicrosoftがつけている。
メーカー別出荷台数シェアはトップがApple、2位に富士通、3位にASUS、4位にソニー、5位にMicrosoft、6位にHuaweiの順で、2位から6位には大きな差はなく、団子状態となっている。
2015年度通気での予測は980万台で、1,000万台をこえるのは2016年度になるものと予想されている。
出典:(株) MM総研 [ 東京・港 ] |
【情報元、参考リンク】
MM総研/2015年度上期国内タブレット端末出荷概況