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【一条真人的Androidライフ】第78回:ホーム向けタブレット「AQUOSファミレド」が面白い

最近のノートPCはマイクロソフトの「Surface Book」の登場で少し賑わっているようだ。これに対してMacBookはやや低調にも見える。新機種のMacBook 12インチが結構地味だったせいもあるかもしれない。

ホームタブレット「AQUOSファミレド」。画面サイズは何と16インチ。

タブレット市場はどうだろうか? iPadは相変わらず絶好調に見える。一方のAndroidのタブレットは決定打と言える製品があまり見当たらないように思う。まあ、これは依然からのことだが。

さて、そんな中、僕が少々注目しているのがシャープのタブレット「AQUOSファミレド」(HC-16TT1)だ。もちろん、シャープ製品なのでAndroidで駆動しているのは言うまでもない。この名前はいったい何なの? と思った人も多いと思うが、まさに日本の家庭向けのタブレットなのだ。


搭載するディスプレイのサイズは16インチ。まるで小型テレビのようなサイズだ。これでWebを見たり、Facebookをしたりするのも楽々だ。そして、VODサービスを見ることもできる。Andriod搭載なので当然だが、Google Playからアプリをインストールできるので、使い道は様々だ。そして、16インチというサイズを活かして、まるでテレビのように楽しむことができる。

小型テレビのようなAQUOSファミレドだが、このタブレットにはテレビチューナーが搭載されている。正確に言うと、チューナーはタブレット本体に搭載されるのではなく、別体のTVチューナーユニット「チューナーBOX」に搭載される。このチューナーBOXから、タブレットにWi-Fiで映像を送信してくれる仕組みになっている。そのため、タブレット本体は取り回しがいい。

さらに、このタブレットは防水なのでお風呂でテレビを見ることもできる。また、DLNAクライアント機能を搭載しているので、DLNAサーバーを備えたビデオレコーダーに録画された映像を見ることもできる。

防水ということで台所でも使いやすいだろう。

大型タブレットとして使える上、テレビとしても使える。最近のSurfaceのようなビジネス用途で役に立つというのとは全く異なる方向性だが、かなり色々なシチュエーションでユーザーの役に立ってくれそうだ。

本当の意味で家庭向けなこのタブレットが、もしかしたら今後のタブレットデバイスにおける何らかのブレイクスルーになる可能性もあるのではないか? と僕は考えている。

【参考リンク】
シャープ/AQUOSファミレドに関するプレスリリース


記事執筆者プロフィール
一条真人
ITジャーナリスト
Twitter:@ichijomasahjito、Facebook:masahito.ichijo
ブログ:一条真人メモ

クラウドサービスからスマートデバイス、デジタルAVまで、デジタル関連のアイテムが大好き。「ハッカー」(日本文芸社)、「PCプラスワン」(笠倉出版)などパソコン雑誌の編集長を経て、小説なども出版して現在にいたっています。PC、IT関連の本は50冊以上書かせてもらいました。スマートフォンは初代Xperia(あまりに美しいデザイン!)、iPhoneなど数機種使っています。

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