▲AQUOS Xx2 (502SH) |
前機種である2015年夏モデル「AQUOS Xx 404SH」は、5.7インチのS-CG Silicon液晶を搭載し、大画面を必要とするユーザーに照準を合わせた戦略的なモデルだったが、AQUOS Xx2 (502SH)は持ちやすいサイズ感を意識し、さらに広い層にアピールしている。
▲前面 |
5.3インチのディスプレイを3辺狭額縁の「EDGEST」デザインで幅も高さも極限まで小さくしている。横幅は約73mm、高さは138mmだ。
▲大画面ながら持ちやすい |
大きすぎないサイズ感に横幅は抑えられているが、流石に5.3インチもあると片手操作では画面端に指が届かない。そこで役立つのが画面を小さくして端に寄せる「画面縮小モード」だ。
また、液晶がハイスピードIGZOに変わったことで、従来の静止画表示の際のアイドリングによる省電力化だけではなく、通常の倍のフレームレートとなる120Hz駆動を可能としている。従来の60Hzでも滑らかなのだが、120Hzでは高速でスクロールするとさらに滑らかに表示される。これにより操作に対する追従性が良くなっていることを体感できた。
▲ハイスピードIGZOの比較デモ |
▲高速液晶表示を設定する際のアラート画面 |
一方で、液晶を高速駆動させるために消費電流が増加するというデメリットがある。そこでシステム全体で高速駆動するのではなく、ユーザーが必要なアプリのみ120Hz表示に設定できるようにしている。
本体下部には、左右の角が通知にあわせて光る「ヒカリエモーション」が搭載されている。ヒカリエモーションは設定で光り方やカラーをカスタマイズすることが可能だ。
▲フィーチャーフォンのように光らせるのが楽しいヒカリエモーション機能 |
背面はガラス製で、カメラユニットの下には指紋認証のセンサーがある。指紋センサーはロック解除だけではなく、指紋を登録した指でなぞることで特定のアプリを起動することも可能だ。ボディーカラーは「ブラック」「ホワイト」「パープル」の3色。
▲背面カメラ |
背面のカメラは約1310万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。さらにハイスピードAFとリコーイメージングの画像認証プログラム「GR certified」をクリアした高画質を特徴としている。光学式手ブレ補正も搭載されており、ブレずに一瞬を綺麗に切り出すことを強みとしている。
前面のカメラは800万画素の裏面照射型CMOSセンサーと広角レンズを搭載し、複数でのセルフィーを得意としている。
▲右側面(写真=上)と左側面(写真=下) |
メタルフレームの側面は厚さ約7.9mm。右側面(写真=上)にはグリップマジックのセンサーとボリュームキー、電源キー、左側面(写真=下)にはソフトバンクnanoUSIMカード、microSDカードスロット、グリップマジックのセンサーがある。
▲防水のキャップを開いたところ |
防水キャップの中にmicroSDカードとソフトバンクnanoUSIMスロットがある。
▲スモールウィンドウ フリップケース for AQUOS Xx2 |
SoftBank SELECTIONで取り扱う「スモールウィンドウ フリップケース for AQUOS Xx2」の展示も行われていた。ケースの窓の中で操作が可能で、さらに背面の指紋センサーも操作可能だ。
▲カメラも液晶も進化したAQUOS Xx2 |
AQUOS Xx2 (502SH)は、9月30日にNTTドコモ(以下、ドコモ)が発表した「AQUOS ZETA (SH-01H)」のデザイン違いの兄弟機的存在だが、ソフトバンクではドコモが推し進める「生体認証サービス」のような指紋センサーの使い道は打ち出されてはいない。とはいえPINコードやパスコードを入力するより指紋認証の方が遙かに楽なので今後もこの機能は定番として残って欲しいところだ。
(記事:mi2_303)
【情報元、参考リンク】
ソフトバンクオンラインショップ