▲AQUOS Compact SH-02H |
ドコモ向けとしては4.5インチディスプレイの「AQUOS PHONE EX SH-02F」以来のコンパクトなモデルで、位置づけとしては低価格版AQUOSではなく「AQUOS ZETA SH-01H」のDNAを持つ兄弟機のような存在だ。
スペックはCPUに1.8GHz + 1.4GHz ヘキサコア(Qualcomm製 MSM8992)、内蔵メモリー3GB(RAM)、内蔵ストレージ16GB(ROM)で、OSにはAndroid 5.1(開発コード:Lollipop)を搭載する。AQUOS ZETA SH-01Hとの違いはROMが半分、LTE-Advanced(PREMIUM 4G)非対応、フロントカメラが500万画素、フルセグ非対応、指紋センサーがない点だ。
▲ROMは16GBだがユーザーが使えるのは8GB強なのでmicroSDカードは必須だ |
▲前面 |
ディスプレイはシャープ端末ではお馴染みの「IGZO」液晶で、低消費電力とリフレッシュレート120Hzで滑らかに高速駆動する点が特徴となる。また、4.7インチで解像度がフルHDなので細かい文字も緻密に表示されていた。
▲背面 |
ボディーカラーは「イエロー × シルバー」(写真=左)と「ブルー × ブラック」(写真=右)の2色。光沢感のある表面は、アクリル製となっておりフラットな板をイメージしたデザインとなっている。
▲右側面(写真=上)と左側面(写真=下) |
右側面(写真=上)にはボリュームキー、電源キー、左側面(写真=下)にはmicroUSB端子、キャップの中にmicroSDカード、ドコモnanoUIMスロット、ストラップホールがある。
▲イエロー × シルバーの側面 |
こちらはイエロー × シルバーの側面、フレームは光沢があるが金属ではなく樹脂製。ボリュームキー、電源キーは近い位置にある。
▲キャップを開けたところ |
防水キャップの中にはカードスロットがある。
▲上面(写真=上)、下面(写真=下) |
上面(写真=上)にはイヤフォンマイク端子、下面(写真=下)にはスピーカーとマイクがある。
▲ヒカリエモーション |
この下面は通知用の大きなLED「ヒカリエモーション」が搭載されている。テーブルやデスクに置いたときに、ちょうど自分から見える側が光る作りとなっている。ガラケーのような光るギミックは国産スマホならではだ。
▲イエロー × シルバーの背面 |
シンプルな背面デザインだが、製品にはカラーごとに2種類の背面フィルム「ニュアンスシート」が付属する。
▲表面に模様が浮き出した手触りが面白いニュアンスシート |
ニュアンスシートはシールフィルムとなっており、貼り付けて自分の好みのデザインに仕上げることができる。また、アクリルの背面を保護する役割も果たすので貼っておいて損はない。
▲それぞれのニュアンスシート貼り付け例 |
こちらはそれぞれのニュアンスシートの貼り付け例。ニュアンスシートにあわせたディスプレイテーマも用意されている。現時点でニュアンスシートの別デザイン及び別売の予定はないとのことだった。
▲上位機種と同じ安心の高画質カメラ |
カメラは高画質基準「GR Certified」を取得しており、光学的にも画像エンジン的にも最高峰のものを搭載している。また、コンパクトなら光学式手ブレ補正を搭載している点も評価ポイントだ。静止画や4K動画撮影に期待できそうである。
▲多彩なカメラ機能 |
フレーミングアドバイザーや多彩な撮影モードも引き続き搭載されている。フロントのカメラは高画質なセルフィー撮影が楽しめる500万画素の裏面照射型CMOSセンサーだ。
▲シャープならではのエモパーは最新版を搭載 |
AIでスマートフォンが「こころ」と「きもち」を表現する最新の「エモパー」が搭載されており、声だけではなく音や光で感情を表現するように進化している。また、ロック画面でエモパーに話し掛けるとメモとして登録し、リマインドもしてくれるようになっている。
AQUOS Compact SH-02Hは、「Xperia」や「Galaxy」などのような尖った部分で勝負するのではなく、比較的穏やかな部分に着地できたのではないだろうか。スマートフォンとしての基本性能は高く、独自の世界感を持っており、さらに好みのサイズで選べるようになったのはシリーズとしてプラスに働いて欲しいと思う。
(記事:mi2_303)
【情報元、参考リンク】
ドコモオンラインショップ/AQUOS Compact SH-02H製品ページ