なにしろ、機種によっては朝外出して昼すぎにはバッテリー残量がほぼ無くなってしまうという有様だったので、モバイルバッテリー無しではスマホを本気で使えないというような感じだった。
最近はバッグに2つのモバイルバッテリーを入れていることが多い。 |
時は流れ、多くのスマホでは今や搭載バッテリーの容量が増し、スマホの消費電力、パワーマネージメントも改善され、普通に使えば何とか1日中持つというようになった。
それでも僕たちはモバイルバッテリーを持ち歩く。
なぜなら、充電するのを忘れてしまったりするからだ。
出かけるときにスマホを見て、バッテリー残量が10%ぐらいしかなく、
「充電するのを忘れた!」と驚愕することもよくある。
そんなとき、モバイルバッテリーにスマホを繋げて、外出中でも充電できたりするわけだ。
毎日毎日、しなければならない日課を常に確実にできる人間などいない。
最近では、モバイルバッテリーの容量もうなぎ上りだ。
これは複数のデバイスを充電できるということもあるが、モバイルバッテリー自体の充電さえ忘れてしまうからだ。
たとえば、スマホを3回フル充電できるようなバッテリーであれば、3日に一度充電すればいいわけだ。
人間というのはどこまでも堕落してしまう生き物だ。
今では僕は比較的大容量なモバイルバッテリーと、ポケットに入るような小型のモバイルバッテリーを持ち歩いていることが多い。
小型のモバイルバッテリーはポケットの中でデバイスを充電するためのものだ。
ポケットの中で充電していれば、すぐにデバイスを使いたいときでも対応できる。
そして、特に手元になくてもいいようなデバイス、サブのスマホやモバイルルーターなどは大きなモバイルバッテリーでバッグの中で充電していればいい。
最近ではmicroUSB端子を搭載し、モバイルバッテリーで充電できるデバイスも増えている。ソニーのデジカメなどだ。僕にはこのようなデバイスが非常に魅力的に見える。なぜなら、充電し忘れても、どこでも充電できるからだ。
それにしても、充電しなければならないデバイスが増えていくのは恐ろしい。
最近ではスマートウォッチという仲間も登場した。言うまでもないが、僕はよくスマートウォッチをモバイルバッテリーでポケットの中で充電している。僕のスマートウォッチは1日もバッテリーが持たないため、常に充電の緊張感があるが、忘れてしまうこともある。
モバイルバッテリーという製品の重要度は日々上がっているが、その進化は遅々としている。充電速度はあまり速くならず、容量が大きくなればサイズが大きく重くなる。
「僕たちはハイテクの奴隷であり、電気の奴隷だ。」
記事執筆者プロフィール
一条真人
ITジャーナリスト
Twitter:@ichijomasahjito、Facebook:masahito.ichijo、
ブログ:一条真人メモ
クラウドサービスからスマートデバイス、デジタルAVまで、デジタル関連のアイテムが大好き。「ハッカー」(日本文芸社)、「PCプラスワン」(笠倉出版)などパソコン雑誌の編集長を経て、小説なども出版して現在にいたっています。PC、IT関連の本は50冊以上書かせてもらいました。スマートフォンは初代Xperia(あまりに美しいデザイン!)、iPhoneなど数機種使っています。
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クラウドサービスからスマートデバイス、デジタルAVまで、デジタル関連のアイテムが大好き。「ハッカー」(日本文芸社)、「PCプラスワン」(笠倉出版)などパソコン雑誌の編集長を経て、小説なども出版して現在にいたっています。PC、IT関連の本は50冊以上書かせてもらいました。スマートフォンは初代Xperia(あまりに美しいデザイン!)、iPhoneなど数機種使っています。
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本コラムは毎月第2・第4火曜日更新予定!
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