Androidニュース&アプリ情報メディア

【せう先生のスマホ講座】第26回:今年の夏スマホは「熱い」! 熱くなったスマホを冷ます方法

GAPSISをご覧の皆さん、「せう」です。こんにちは。ついに8月ですよ。クーラー(エアコン)の購入を真剣に検討したものの、「どうせあと1~2ヶ月だし、無しで耐えよう」と思い始めてしまいました。よく考えたら毎年そうですね(

今年のスマホは「熱い」ですね……

それはさておき、2015年夏商戦のAndroidスマートフォン、とりわけ「Snapdragon 810」を採用している機種は全般的に発熱しやすくなっています。ここに、ここ数年の「真夏日の大バーゲンセール」が重なれば、発熱による機能制限が起こりやすくなるのも当然です。

でも、しょっちゅう機能制限がかかってしまっては、使いたいときにカメラが使えない、充電がいつまで経っても始まらない、無線LAN(Wi-Fi)が使えない……、などなど、スペックが向上したはずなのに、それが生かせない、という残念な状況になってしまいます。

今回のスマホ講座は、そんな熱くなったスマホを冷やすお手軽な方法をご紹介します。一部、リスクもありますが、参考になれば幸いです。


■低リスク:扇風機で冷やす

筆者宅唯一の“冷房”である扇風機

一番リスクが低い冷却方法は、風に当てることです。扇風機であれば、無理矢理冷やされた風ではないので、誰にでもお勧めできます。当然ですが、スリープさせた状態なら、もっと効果てきめんです(画面表示も発熱につながりますから)。


■中リスク1:クーラー(エアコン)で冷やす

我が家の“夢”であるエアコン

「扇風機がOKなら、クーラー(エアコン)の風は?」っていう意見もありそうです。単なる送風モードや、そこまで冷たくない冷風モードであれば、そこまでのリスクはありません。ただし、冷気が見えるほどにガンガン効かせた状態で、ものすごく熱くなったスマホを冷やそうとすると、本体内に結露が発生するリスクが高くなります。クーラーの風で冷やす場合は、本体を少し冷ましてから、あるいはクーラーの温度設定を高めにすると良いでしょう。


■中リスク2:水道水で冷やす

防水スマホなら水道水を使うことも

防水端末であれば、水道水の水で熱を冷ます方法もあります。風を使って冷やす上記2つの方法よりは、即効性を期待できます。ただし、クーラーで設定温度が低すぎる場合と同様に、本体温度と水道水の温度差が大きいと、やはり結露のリスクが生じます。水道水が冷え冷え傾向な地域(取水地→浄水場→蛇口の距離が短めな場合に多い)、あるいは、本体温度が高すぎる場合は気を付けましょう。


■高リスク:冷えた水・氷・冷えたジュースなどで冷やす

即効性はあるが、リスクも高い氷水冷やし

どうしても早くスマホを冷やしたい、という場合は冷えた水、氷、ジュースやアイスクリームを当てて冷やす方法があります。漬け込まなければ、防水スマホでなくてもこの方法は使えます。今までご紹介した方法よりも即効性があり、すぐに機能制限から復帰したい、という方にはオススメです。ただし、この方法は、本体内の結露発生リスクもかなり高くなります。筆者は、昔、防水ケータイを氷水に突っ込んで「水没」させたことがあります。防水機構は正常だったにもかかわらずです。これは極端過ぎますが、上記の写真のような冷やし方でもリスクは十分高いです。気を付けてくださいね。


ということで、熱くなったら、以上のような方法で冷やすことができます。リスクを取る覚悟ができているなら、水道水で冷やす方法と氷水などを使う方法がオススメなのですが、万人向けではありません。まずは、扇風機で冷やすところから始めてみてはどうでしょうか。


記事執筆者プロフィール
せう
ブログ:せうの日記、Twitter:@shoinoue

静岡県三島市で産まれ、静岡県駿東郡長泉町で生まれ育ったアメリカ系日本人3世。見た目が日本人離れしている反動で、身の回りの道具は日本で開発されたものだらけである。ITmedia、andronaviを始めとするWeb媒体を中心に執筆活動を展開。自前のブログ「せうの日記」も宜しくお願いします。

「せう先生のスマホ講座」の他の記事はこちら
本コラムは毎月第1・第3金曜日更新予定!

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:0 件