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【市場調査】大阪-東京間の高速バスでの3社の通信環境は? 繋がりやすさはドコモがトップ。圏外時間は19秒だけ。最高速度はソフトバンク

リーディアは11日、大阪から東京を走る高速バスにおけるNTTドコモ(以下、ドコモ)、au(KDDI)、ソフトバンクの通信環境の調査を行ったレポートを公開した。繋がりやすさ、通信速度などを各社の「iPhone 6」を使って調べたもの。Android端末での調査は行われていないので、Androidの場合はまた違った結果になるだろう。

調査結果(※クリックして拡大)

調査が行われたのは8月2日で、大阪・梅田駅からJRプレミアム昼特急12号に乗車し、東京駅に到着するまでの8時間41分間が対象となっている。

通信速度の調査はリーディアが開発した通信計測アプリを使って行っている。このアプリでは、通信速度、無線状況等のデータ取得が可能。

具体的には通信計測アプリを使って60秒間隔でサーバーへ接続し、32MBのファイルダウンロードを行う。測定は3社同時に行っている。また、ダウンロードは開始から15秒で終了とし、ダウンロードが時間内で終了した場合にダウンロード成功と判定している。

結果、繋がりやすさトップはドコモ。要するに圏外になる時間が短く、幅広くエリア化されていることになる。圏外になったのは僅か19秒間のみ。また、ピーク速度は他社に劣りつつも、平均ダウンロード速度は15Mbpsを超える。LTEで繋がった比率も96.5%と高い。

auはエリア、通信速度ともに記録上はドコモ、ソフトバンクに劣る結果となった。圏外時間が7分33秒と長い。これは、新名神高速道路・鈴鹿トンネル付近で圏外時間が続いたためだという。また、ピーク速度も平均速度も他社に劣り、少し厳しい結果だ。しかし、LTE比率は97%と最も高かった。

ソフトバンクは圏外時間は2分33秒で、ピーク速度は65.8Mbps、平均速度は16.9Mbpsと速度に関しては優秀な結果となっている。ただし、LTE比率は89.2%と3社中、一番低い結果だ。

回線種別マップ(※クリックして拡大)

実際の総合的な評価はピーク速度と平均値だけでは判断できないが、下図が参考になる。平均値は3社14.1から16.9Mbpsに収まっているが、どのようなバラツキがあるのかはここまでのデータだけでは分からない。しかし、下図を見ると、実際のバラツキがある程度わかる。例えば、10Mbps以下のポイントはドコモは少なく、auは全体的にばらけているし、ソフトバンクは局所的に存在している。おそらく8時間41分の旅の中で、ストレスなく繋がる時間が長く、それなりの速度で利用できているのはドコモなのだろう、ということが見て取れる。

できれば同じルートで3社のXperia Z4での調査なども見てみたいところだ。

ダウンロード通信速度マップ(※クリックして拡大)

【情報元、参考リンク】
リーディア/プレスリリース

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