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LINE、青少年のネット利用実態把握を目的に10万人規模の全国調査を実施へ。小中学生向けにネットリテラシーを養うマンガ教材も準備中

ネットリテラシーを養うマンガ教材
LINEは28日、ネット上のコミュニケーショントラブル根絶に向けた活動の一環として9月より、青少年によるネット利用実態把握を目的とした10万人規模の全国調査を実施すると発表した。

さらに、小中学生のネットリテラシーを養うマンガ教材を9月に提供することも明らかにした。加えて、静岡大学と共同開発したワークショップ教材の改訂版も8月末に提供される予定となっている。

同社によればコミュニケーションアプリ「LINE」の月間アクティブユーザー数は約2億500万人に上る規模となっており、特に日本においてはスマートフォンにおけるテキストコミュニケーションのデファクトスタンダードとなってきている。

それだけにインターネット上のコミュニケーションにおける知識や技能が不十分な青少年によるトラブルも発生し、問題となってきている。

このような状況を受け、LINEでは一昨年1月にネットリテラシーの啓発活動を行う専門部署を設立し、学校などの教育機関での講演活動や、静岡大学との共同で情報モラル教材の開発・ワークショップ等も行ってきた。

今回、啓発活動の強化、ネットトラブル防止に向けた研究のため、9月から東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース下山晴彦研究室と共同で、青少年によるネット利用実態把握を目的とした10万人規模の全国調査を実施する。

この調査は全国の学校に協力してもらい、質問紙を使ってアンケート回答を収集するもので、学校で発生する従来型のいじめと、近年注目を集めているネットいじめの実態や関係性を把握し、対人関係、周囲の環境、メンタルヘルス、問題行動といった様々な要因との関係性について、教育工学、臨床心理学等の学術的側面からも多角的に調査するとのこと。

実施対象は全国の小中高(専門含む)の児童及び生徒となる。

【情報元、参考リンク】
LINE/プレスリリース

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