▲SAMURAIシリーズ「MIYABI」と「KIWAMI」 |
今回は発表会のタッチアンドトライコーナーに展示されていたAndroidスマートフォン新シリーズ「SAMURAI」などを紹介していく。
プラスワン・マーケティング 代表取締役 増田薫氏によれば、もの作りをする日本のメーカーとしてこだわりを持って世に送り出すスマートフォン「SAMURAI」シリーズのひとつが「KIWAMI(極)」。
▲6インチディスプレイのハイエンドファブレット「KIWAMI」 |
このKIWAMIのスペックは明らかにされておらず、発売時期は2015年秋予定、販売価格39,800円(税抜)と、断片的な数字「8 32 2000 21」のみの発表となった。
KIWAMIは、狭額縁の6インチディスプレイにオクタコアCPUを搭載したSAMURAIシリーズの上位モデルとなる。
▲KIWAMIの背面 |
背面は緩いカーブを描いており、持ちやすさを考慮したデザインとなっている。実際に手にしてみると背面の角が手に当たらないため長時間持っていても悪くなさそうだ。
▲カメラと指紋センサーがある。指紋センサー部分はクリックスイッチとなっている |
大きく張り出したカメラとその下には指紋センサーらしきデバイスが見える。本体が薄いこともあるがカメラの厚みに何か特別な機能を期待してしまう。
▲高級感のあるサイドフレーム |
すっきりとまとめられたサイドフレーム。右側面には電源キーとボリュームキーがある(写真=上)。左側面にあるのはSIMカードとmicroSDカードスロットだろうか(写真=下)。
▲緩やかな弧を描いた背面の形状がわかる |
上面にはイヤフォン端子(写真=上)、下面にはmicroUSB端子がある(写真=下)。
▲下部の「侍」「SAMURAI」ロゴ |
背面の下部には「侍」のロゴがある。デザイン家電のようなシンプルなロゴなのでこのまま最終製品でも残ってほしい。
SAMURAIシリーズのもう一つの機種が、2015年夏発売予定の「MIYABI(雅)」だ(下の写真参照)。5インチのHD(720×1280ドット)IPSディスプレイを搭載するクアッドコアCPUモデル。
▲「MIYABI」の前面 |
▲フラットな背面 |
背面はフラットで光沢のある仕上げとなっている。カメラとLEDは本体上部に位置する。左下の切り欠きから爪でリアカバーを外してSIMカードを入れる。
▲少し飛び出したサイドフレームがデザインのアクセントとなっている |
側面にはそれぞれのカラーに合わせた加工がなされている。ちなみに試作機はブラウンだが最終製品のカラーラインナップは「ホワイト」「ブラック」「シャンパンゴールド」の三色だ。操作系は右側面に集められている(写真=上)。
▲microUSB端子が上面にある |
上面にはmicroUSB端子とイヤフォン端子があり(写真=上)、下面はマイクとスピーカーのみとなっている(写真=下)。
▲カメラユニットは左側に位置する |
リアカメラは1300万画素、フロントカメラは500万画素で、風景撮影やセルフィー(自分撮り)にも実用的な画素数だ。さらにメモリーもRAMが2GB、ROMが32GBと、ミドルレンジ以上のスペックでありながら販売価格は19,800円(税抜)とコストパフォーマンスがいい。
次にWindows Phone。
同社は今年春にWindows Phoneの発売予定を発表したが、Windows 10のリリース時期が早いこともあり、当初予定のWindows 8ではなくWindows 10 Mobileにフルチューンした製品として最速で発売する。ラインナップは2機種で、シリーズ名は「KATANA」だ。
▲ケース内展示のWindows Phone 「KATANA 01」 |
残念ながらケースに入った状態での展示となったが、価格を抑えた「KATANA 01」の実機展示が行われた。販売価格は19,800円(税抜)でNTTドコモ(バンド19)・ソフトバンク(バンド8)の両プラチナバンドに対応する。
▲KATANA 01のスペック表 |
黄色や紫など個性的なカラーラインナップが気になるところだ。よりスペックの高い「KATANA 02」の価格は29,800円。
KATANA 02 |
さらに、スマートフォン以外に「フィーチャーフォン」カテゴリーからも2機種が発表された。
そのひとつが以前から開発を発表していた、いわゆるSIMフリーの”ガラケー”「Simple」だ。
▲小さなフィーチャーフォン「Sinmple」 |
通話とSMSに特化したモデルで、販売価格は5,980円(税抜)で音声SIMとの組み合わせで気軽に運用できる点が訴求ポイントだ。もちろん手のひらにすっぽりと収まるコンパクトさも良い。
▲Simpleのキーボード部分 |
通話とSMS用途なので難しい操作はなく、だれでも扱える点が良い。小さいながらキーはしっかりと打ち分けることができた。
▲Simpleの側面 |
こちらは右上の角にあたる部分。角にはストラップホール、上面にはイヤフォンマイク端子、側面には充電用のmicroUSB端子がある。
さらに、Android搭載フィーチャーフォン「Galaho(仮称)」の存在も明らかにされている。
Galaho(仮称) |
今回のfreetelのラインナップは当初予定のWindows 8から急遽Windows 10に舵を取り直すなど、顧客に対する配慮において同社のフットワークの軽さが感じられるものだった。
SAMURAIシリーズはSIMフリー端末の中でも価格と性能のバランスが良く、「日本のもの作り」の部分が海外メーカーに対する大きなアドバンテージになることを願いたい。
また、同社は自らMVNOサービス「freetel mobile」も展開しているが、新料金プランも発表されている。
新料金プランは使用したデータ通信量が増えていくごとに料金が加算されていく、ステップ制のプラン。100MBで月額299円から始まる。1GB超過すると499円に上がり、3GBで900円、5GBで1,520円、8GBで2,140円、10GBで2,470円となっている。10GBが上限なので、それ以上料金が上がることはない。
ここにSMS&音声通話機能を付けると+700円、SMSのみの場合は+140円になる。
新料金プラン |
(記事:mi2_303)
【情報元、参考リンク】
・freetel 新ラインナップ
・freetel/プレスリリース
・freetel eSHOP(フリーテル公式通販サイト)