DMM.comは2日、同社がNTTドコモの回線網を利用して提供中のMVNOサービス「DMM mobile」について、新料金プランを導入すると発表した。DMM mobileは格安SIM/スマホサービス業界において、最安を目指し、何度か値下げを敢行しているが、実は2日にも実施されている。
先日告知されたように、月々1GBまで高速データ通信ができる「1GBプラン」が月額630円に値下げされた。
さらに今回、「ライトプラン」「15GBプラン」「20GBプラン」が新設された。ライトプランは月額440円、15GBプランは4,570円、20GBプランは6,090円だ。
注意したいのは、1GBプランや15GBプラン、20GBプランなど、データ量別プランの場合は上限に達するまでは下り最大225Mbps、上り最大50Mbpsでの利用が可能だが、ライトプランは最初から上下とも最大200kbpsに制限されていること。さらに直近3日間で366MB以上の通信をすると速度制限がかかる。とはいえ、200kbpsでの通信プランで3日間で366MBも行くほど使うことはないだろう。
DMM mobileには他に、2GB、3GB、5GB、7GB、8GB、10GBのプランがあり、音声通話を付けることもできる。また、プランによるが、一つのプランのデータ量を複数のSIMカードでシェアすることも可能だ。
他社が値下げしたり、プラン改定を行うと大抵DMM mobileも値下げに動いてくるので、基本的に業界最安値をキープできている。この戦略を継続すれば、最安値と言えばDMM mobileというイメージが定着するかもしれない。
また、加入の際は、格安SIM/通信サービスは理論上の最高速度こそ下り225Mbpsや150Mbpsだったとしても、実際にはドコモ本体のサービスと比べ、速度がそこまで出ないので、その点は了承の上で契約したい。10社の実際の通信速度を調べた調査レポートなどもあるので、参照してほしい。ただし、通信速度についても短期間で改善されている可能性もあるので、あくまでもその時点でのものと考えて欲しい。
→(市場調査)格安スマホ・SIM 10社の通信速度調査。東京・恵比寿調査ではau系UQ mobileが最速、b-mobile、IIJmioも健闘
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