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ソフトバンク、BSデジタル放送による電波干渉をキャンセルする装置の開発・実用化で電波功績賞「総務大臣賞」を受賞

ソフトバンクモバイルは29日、携帯電話の通信で使用する1.5GHz帯において、BSデジタル放送の受信に起因して発生する電波干渉を、自動的に検出してキャンセルする装置を開発・実用化したことで、第26回電波功績賞において「総務大臣賞」を受賞したと発表した。

BS-IF信号干渉キャンセラーの基本概念(※クリックして拡大)

電波功績賞は、一般社団法人電波産業会が、電波の有効かつ適正な利用に特別の功績を挙げた個人・団体を表彰するもの。

今回の総務大臣賞の受賞に至ったのは1.5GHz帯 BS-IF信号干渉キャンセラーで、これは、BSデジタル放送のサービス開始にあたり、放送を家庭で受信する際に変換する中間周波数(BS-IF)信号によって移動通信用電波との干渉が発生し、移動通信サービスで使用する1.5GHz帯での通信劣化を招いていたことへの対策として開発された。

この問題を1.5GHz帯 BS-IF信号干渉キャンセラーで解決できるとのことで、干渉波を所定値以下に抑圧することができる。この装置を基地局へ実装することで、各家庭での対策が不要となり、取り替え作業に費やす時間と労力を大幅に低減することができたという。

BS-IF信号干渉キャンセラーの使用結果例(※クリックして拡大)

【情報元、参考リンク】
ソフトバンク/プレスリリース

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