毎日新聞社は1日、有料の電子新聞サービス「デジタル毎日」の提供を開始した。このサービスはパソコン、スマートフォン、タブレットなどの端末で毎日新聞の朝夕刊の紙面イメージを表示できるビューアーや、ニュースアプリで全ての記事を読むことができるサービスで、月額3,200円(税抜き)。
さらに、紙面にはない独自コンテンツも用意される。
例えば経済分野では、ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長ら経済人のインタビューや豊富なコラム、エッセーなど、医療・健康分野では「糖質制限ダイエット」の江部康二・高雄病院理事長ら、専門医や研究者が最新の医療情報から健康に生きるヒントなどを執筆した記事を提供する。
旅行や宿泊、ショッピングや24時間対応の医療相談など様々な優待サービスも利用できる。
さらに、今回の毎日新聞の電子サービスの大きな特徴として、月額3,200円の通常プランに加えて、「タブレットセット」プランが用意されていることだ。このプランは、ファーウェイ製のAndroidタブレット「MediaPad M1 8.0」とデータ通信サービス(NTTドコモの回線網を使って毎日新聞社が提供)をセットにしたもので、月額4,980円(税抜き)となっている。
閲覧するためのパソコンやタブレット、スマートフォン等の機器を持たない方には便利なサービスだが、もちろん、超長期利用する場合には個別にタブレットを用意した方が安くなるだろう。
また、タブレットセットの場合は最低利用期間が2年(申し込み月から24ヶ月)と定められ、途中解約すると違約金が発生するので、その点には注意が必要だ。
このMediaPad M1 8.0と合わせて提供される通信サービスは、もちろん毎日新聞の電子サービス以外の用途に使っても構わない。あくまでもタブレットと通信サービスもセットにしている、というだけなので、普通のAndroidタブレットとしての利用が可能だ。
通信サービスは毎日新聞社がMVNOとして、この電子新聞サービスのユーザー向けに提供するもので、API設定など、必要な設定は全て行われた状態で発送されるので、届いてすぐに使い始めることができる。また、月々7GBまでは速度制限なく高速データ通信が可能。
MediaPad M1 8.0はAndroid 4.2を搭載したタブレットで、ディスプレイのサイズは約8インチで解像度は800×1,280ドット。紙面イメージは拡大表示できるので、別にスマートフォンでも構わないが、8インチあれば、毎日閲覧する上で、それほど見難いということもなさそうだし、携帯性を考えると10インチよりも8インチかもしれない。
CPUはクアッドコア1.6GHz、メモリは1GB RAM、8GB ROM(ユーザー領域は4.3GB)とやや物足りないが、Webサイト閲覧や毎日新聞の閲覧には特に問題ないはず。
Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n準拠、Bluetoothは4.0、モバイルネットワークは4G LTEが1.7GHzと2.1GHz、3Gが900MHzと2.1GHzに対応し、ドコモのXi/FOMAエリアで通信できる。テザリングも可能なので、Wi-Fiルーター代わりに使うこともできる。
本体サイズは約214.4×120.7×7.9mmで、重さは約339g。
タブレットと通信サービスをセットにした電子新聞サービスのプランというのは今後、他社も続いてくるかもしれない。
【情報元、参考リンク】
毎日新聞/デジタル毎日の紹介サイト
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