ソフトバンク グループの代表取締役副社長に就任予定のニケシュ・アローラ氏 |
変革には今後数年かかる見込みとのことだが、その基礎となる取組みが発表されている。
まず、ソフトバンクは商号を7月1日に「ソフトバンク グループ株式会社(以下、SBG)」に変更する予定。今後はグループ会社によって保有、運営される事業資産をもとにグローバル展開を加速させていく上で、純粋持ち株会社としての位置づけを明確にする、という。
SBGをトップに、グループ会社であるソフトバンクモバイル、ヤフー、Alibaba Group Holding Limited等、さらにSoftBank Internet and Media Inc.が投資してきた資産等は全てSBGの下で統合的に管理することになる。
SBGの代表取締役社長は孫正義氏が務め、バイスチェアマンのニケシュ・アローラ氏が6月19日に代表取締役副社長に就任予定。宮内謙氏はソフトバンク(現ソフトバンクモバイルも社名変更で新ソフトバンクに変わる)の代表取締役社長兼CEOを務める。
孫氏は今回の発表について次のコメントを寄せている。
「多くのテクノロジー企業は、技術革新、変化するビジネスモデル、創業者への過度の依存などによって30年周期で事業の衰退の局面に直面しています。今後、何世紀にもわたって持続的な事業成長を確保するには、われわれが現在運営する事業を変革し、当社グループの革新的な経営者をサポートしていく包括的な取組みが必要です。ニケシュはSBGの代表取締役副社長として、新しい段階へ入ったソフトバンクの変革の為に、私と共に推進していくことになります」
30年ライフサイクルと、衰退の要因
SBG傘下企業の起業家を包括的にサポートしていくという |
【情報元、参考リンク】
ソフトバンク/プレスリリース(PDF)