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ソフトバンク、体制変更。商号を「ソフトバンク グループ株式会社」に変更し、純粋持ち株会社の位置づけを明確に

ソフトバンクは11日、「ソフトバンク 2.0へ向けた取組みについて」と題した発表を行い、体制を変更することを明らかにした。同社は、グローバル事業の資産を持つ日本企業から、長期的な視野に立って事業成長の持続性を確保できるグローバル企業へ変革するための取組みだとしている。

ソフトバンク グループの代表取締役副社長に就任予定のニケシュ・アローラ氏

変革には今後数年かかる見込みとのことだが、その基礎となる取組みが発表されている。

まず、ソフトバンクは商号を7月1日に「ソフトバンク グループ株式会社(以下、SBG)」に変更する予定。今後はグループ会社によって保有、運営される事業資産をもとにグローバル展開を加速させていく上で、純粋持ち株会社としての位置づけを明確にする、という。

SBGをトップに、グループ会社であるソフトバンクモバイル、ヤフー、Alibaba Group Holding Limited等、さらにSoftBank Internet and Media Inc.が投資してきた資産等は全てSBGの下で統合的に管理することになる。

SBGの代表取締役社長は孫正義氏が務め、バイスチェアマンのニケシュ・アローラ氏が6月19日に代表取締役副社長に就任予定。宮内謙氏はソフトバンク(現ソフトバンクモバイルも社名変更で新ソフトバンクに変わる)の代表取締役社長兼CEOを務める。

孫氏は今回の発表について次のコメントを寄せている。

「多くのテクノロジー企業は、技術革新、変化するビジネスモデル、創業者への過度の依存などによって30年周期で事業の衰退の局面に直面しています。今後、何世紀にもわたって持続的な事業成長を確保するには、われわれが現在運営する事業を変革し、当社グループの革新的な経営者をサポートしていく包括的な取組みが必要です。ニケシュはSBGの代表取締役副社長として、新しい段階へ入ったソフトバンクの変革の為に、私と共に推進していくことになります」

30年ライフサイクルと、衰退の要因

SBG傘下企業の起業家を包括的にサポートしていくという

【情報元、参考リンク】
ソフトバンク/プレスリリース(PDF)

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