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Googleが1600万画素までの写真、1080pまでの動画を無制限に保存できるクラウドサービス「Googleフォト」を提供開始

米Googleは米国時間28日、開発者向けイベント「Google I/O 2015」において、写真及び動画データ向けのクラウドサービス「Google Photos(Googleフォト)」を発表し、同日より提供開始した。日本でも提供開始され、すでに利用できる状況だ。これまで「Picasa」「Google+」や「Googleドライブ」に写真や動画を保存してきた方もサービス及び設定の再チェックをオススメしたい。


また、「Dropbox」や「OneDrive」など、他のオンラインストレージサービスに写真を保存してきた方についても移行を検討すべきサービスの登場と言える。

最大の特長は、写真なら1,600万画素サイズまで、動画なら1080p(フルHD)までのデータを無制限(枚数やデータ数の上限なし)で保存できることだ。一般的に多くのオンラインストレージサービスが大容量になると有料プランの契約が必須になっている状況下で、この特長の魅力は大きい。

また、1,600万画素を超えるサイズの写真の保存も可能ではある。

Webブラウザを使ってGoogleフォトにアクセスし、「設定」画面を開くと、「写真と動画のアップロードサイズ」という項目がある。ここで「高画質(容量制限なし、無料)」を選べば、品質を保ちつつファイルサイズを節約する形で、無制限でのアップロードが可能だ。一方、「元のサイズ」でのアップロードもできる。ただし、この場合は「Googleドライブ」の所有ストレージ容量までしか保存できない。例えば、月間100GBのプランの契約者であれば100GBまで(ボーナスやオプションなどで増量されている場合はそれも含む)となる。


設定画面(クリックして拡大)

「高画質」設定の場合は、例えば2000万画素クラスのカメラで撮った写真などは圧縮されて画質が落ちることになるが、ちょっと見た限りでは区別が付かないレベルでの品質を維持できるとのことで、一般ユーザーが写真を保管する場合には特に問題になることはなさそうだ(下図参照)。

ちなみに1600万画素以下の写真も画素数はそのままでも圧縮はされるので、完全に元データと同じではない点には注意が必要だ。

オリジナル画像と「高画質」設定時の圧縮画像の比較

PicasaやGoogle+に保存しているデータはそのままGoogleフォトで閲覧することができる。

また、すでにAndroid、iOS向けアプリやパソコン用アップローダも公開されているので、利用したい方は各プラットフォームのアプリをダウンロードしよう。

実際、無料で無制限のGoogleフォトの魅力、インパクトは大きく、写真・動画のオンラインストレージサービスとしては決定打かもしれない。筆者はこれまでPicasa、OneDrive、Dropboxにカテゴリ別に写真を保管していたが、全てGoogleフォトにまとめてしまおうと考えているが、同じようにGoogleフォトをネット上の写真保管庫として利用する方が多くなりそうだ。

マルチデバイス対応



【情報元、参考リンク】
Googleフォト公式サイト
Android向け「Googleフォト」アプリ(@Google Play)
iOS向け「Googleフォト」アプリ(App Store)

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