Microsoft Lumia 430のパッケージ |
Windows 10へのアップデートを見据えたこれら3製品は、Microsoftの2015年本命Windows Phoneとの呼び声が高い。
Microsoft Lumia 640のパッケージ(左)とLumia 640 XLのパッケージ(右)
<Microsoft Lumia 430>
Lumia 430は、新興市場向け端末で、Microsoftは「最も価格が手頃な」Lumia端末と表現している。 Lumia 430は、4インチディスプレイを搭載したデュアルSIM対応端末で、その価格が示すように(2015年5月14日現在、13,070円)、スペックを落としているのが特徴だ。4インチのWVGAディスプレイと1.2GHzのデュアルコア「Snapdragon 200」チップを搭載し、8GBのオンボードメモリを装備。色は、BlackとOrangeの2色だ。
Microsoft Lumia 430 Black
Microsoft Lumia 430 Orange
マットタイプのカバー内部には、microSDカードスロット(最大128GB対応)と2基のmicroSIMスロットを装備。バッテリーの容量は1,500mAhで、1GバイトのRAMを搭載する。
microSDカードスロット、2基のmicroSIMスロット、1,500mAhのバッテリーを搭載 |
低価格とはいえ、カメラは、背面が200万画素、フロントが30万画素のCMOSセンサーだ。
背面上部にあるメインカメラは約200万画素
本体サイズは120.5×63.2×10.6mm、重量は127.9g。
4インチディスプレイ搭載端末なので、サイズは比較的コンパクトだ。 |
<Microsoft Lumia 640>
5インチディスプレイを搭載するLumia 640は、Microsoftのスマートフォン・ラインナップの中でも売れ筋を狙った中核モデル。600番台の型番からわかるように、これまでMicrosoftブランドで発売されたLumia 430/532/535よりもワンクラス上のスペックの製品となる。
Lumia 640のパッケージを横から見たところ。こちらも2基のSIMカードスロットを搭載する。 |
Lumia 640は、角が若干取れた丸みを帯びた形状をしているのと、背面側に特殊な構造の素材を採用している(※後述)ことから他社のスマートフォンとは若干異なるデザインテイストをしている。カメラは背面が800万画素、フロントが100万画素。カラーバリエーションは、Black、White、Cyan、Bright Orangeの4色。
BlackとWhite
CyanとBright Orange
Lumia 640の本体サイズは 141.3 x 72.2 x 8.8 mm、重さは145g。実際に手に持ってみると、程よい握り具合で使いやすそうだ。
Lumia 640を手に持ったところ |
Lumia 640のホーム画面 |
CyanとBright Orangeは単色ではなく、端の部分に透明なパーツを組み合わせた二色構造になっている。そのため、光の当たり具合で本体がよりスリムに見えたり、あるいは光が反射して透明感を感じられるなど様々な表情を見せてくれる。
このあたりはカラフルなボディーを長年作り続けているNokia/Microsoftならではの遊び心とも言えるだろう。
カラーバリエーションは4色 |
この2色は端の部分に透明なパーツを組み合わせた特殊な構造を採用。光の反射具合が綺麗だ。 |
言語設定には日本語ももちろん入っている。とはいえ、Windows 10が登場すれば、標準でマルチランゲージ対応になるため、こうやって海外モデルのWindows Phoneの言語設定を確認する必要も無くなるだろう。
言語設定には「日本語」も入っている。 |
<Microsoft Lumia 640XL>
5.7インチサイズのディスプレイを搭載したLumia 640XLは、現段階では他社の同サイズのファブレットと使い勝手は同等かもしれない。しかし、Windows 10にアップデート後は、小型サイズのWindowsタブレットのような使い勝手も期待できる。Windows 10リファレンスモデルとも呼ばれるファブレットサイズの端末になるので、今後、他社のスマートフォンを超えたパフォーマンスを発揮してくれるかもしれない。
カラーバリエーションは、Black、White、Matt Blue、Orangeの4色。
Lumia 640XLのカラーは4色。 |
Lumia 640XLは先ほど述べたように、5.7インチ、解像度がHDのディスプレイを搭載するファブレット。
実質的には、6インチモデルの「Nokia Lumia 1320」の後継モデルとも言える。複数のバージョンが存在するが、今回ご紹介するのはモデル「RM-1096」で、LTEに対応し、デュアルSIMスロットを搭載したもの。LTEはFDD-LTEとTD-LTEの両方式に対応する。周波数はFDD-LTEがBand 1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/28、TD-LTEがBand 38/40/41に対応している。
本体形状は5インチモデルのLumia 640をそのまま大きくしたイメージだ(上図参照)。
周囲は角が取れた丸みを帯びたデザイン。サイズは157.9 x 81.5 x 9 mmと、大きさがあるわりには厚みは薄く抑えている。重さは171gで、これはサイズ相応といったところ。ディスプレイ面は化学強化ガラス「Gorilla Glass」でカバーしているので、傷に強くなっている。
BlackとWhite
Matt BlueとOrange
カメラは歴代のLumiaシリーズの高画質カメラを引き継ぎつつ、カールツァイス製のユニットを搭載する。
約1300万画素で、内蔵のLumia Cameraアプリを使えばピントも手動調整可能で、マニュアルモードで美しい写真を撮影することができる。なお、フロント側には、セルフィー(自分撮り)にも便利な500万画素カメラを搭載している。
Lumia 640XLは、単にディスプレイを大きくしただけではなく、カメラ機能が大幅に強化されているのが特徴だ。なお、動画は前後どちらでも1080pでの撮影が可能となっている。
メインカメラにはカールツァイス製ユニットを採用し、カメラ機能を強化 |
SIMカードスロットは2基搭載するが、どちらもマイクロSIMサイズ。片側がLTE/W-CDMA/GSM、もう片側はGSMとなる(※ちなみに、LTEのデュアル待ち受けができるスマートフォンは現在どのメーカーも製造していない)。本体メモリは8GBとやや少ないが、最大128GBのmicroSDカードが利用できる。バッテリーは3,000mAhと、安心の大容量。
microSDカードスロット、2つのSIMカードスロット、3,000mAhのバッテリーを搭載 |
5.7インチなので、片手でもギリギリ持つことができるサイズと言えるだろう。画面解像度はHDだが、5.7インチと広いので、小さいサイズのアイコンを横6列に配置しても楽に見ることができる。Windows Phoneはアイコンのカスタマイズで見た目を大きく変えることが可能だ。
Lumia 640XLのホーム画面 |
今回ご紹介した3機種すべてがWindows Phone 8.1だが、今後、最新OSへのアップグレードが提供されることが決定している。
MicrosoftはLumia 640と640XLを次期OSであるWindows 10のデモにも多用している。Windows 10を真っ先に体験したい方はLumia 430、Lumia 640、640XLを購入して準備しておくのもいいかもしれない。
【製品ページ】
・Microsoft Lumia 430
・Microsoft Lumia 640/640XL
記事執筆者プロフィール
EXPANSYS
ウェブサイト、Twitter:@EXPANSYSJapan、
Facebook:EXPANSYS Japan
EXPANSYSは、1998年に創業。SIMフリーのスマートフォン/タブレット、アクセサリを販売するオンラインショッピングサイトを運営する世界的なリーディングカンパニーです。現在では120を越える国々へ商品の発送を行っています。(50か国/地域のサイトで販売を行っており、12のパートナー会社で200を越えるサイト運営をしています。その数は今も尚増え続けています。)本社はイギリスで、EXPANSYS PLCは、ロンドン市場(AIM)に上場しています。コラムは香港よりEXPANSYS Japanの日本人スタッフがお届けしています!
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>SIMカードスロットは2基搭載するが、どちらもマイクロSIMサイズ。片側がLTE/W-CDMA/GSM、もう片側はGSMとなる(※ちなみに、LTEのデュアル待ち受けができるスマートフォンは現在どのメーカーも製造していない)。
返信削除とありますが、
EXPANSYSの商品説明文には、
『SIM card: Type: micro-SIM / Dual SIM: Dual Standby / SIM 1: 4G/3G/2G, SIM 2: 4G/3G/2G』と書いております。
どちらが正しいのでしょうか?
ご質問ありがとうございます。
返信削除EXPANSYSさんからの回答を代わりに投稿させて頂きます。下記の通りです。
「ご質問のLumia 640のSIMカードスロットですが、SIM1またはSIM2を4G/3Gに設定しますと、もう一方は2Gとなります」
宜しくお願いします。