ドコモの新製品発表会では展示会場にローソンの店舗を模したエリアが用意された。 |
まず、ドコモのユーザーがローソンでの買い物時にお得になる施策は主に2つ。6月からの企画と12月からのものだ。
6月からは、ローソンの店舗での支払い時にDCMXかDCMX miniを使うことで、支払額の3%が、カード請求金額から割り引かれるようになる。決済時に店舗のレジで受け取るレシートへの記載はなく、あくまでもカードの利用額の毎月の請求時に3%が引かれる形だ。
そのため、6月以降にローソンでの買い物をDCMX/DCMX miniで行う方は、明細で確認してみよう。
この施策の良い点は、ポイント付与ではなく、割引である点。ポイント付与の場合は、ポイントをどこかのお店で支払い時に使うまでは結局のところ何の得にもなっていないが、割引であれば分かりやすいメリットだ。
この表示通り「請求時にまとめて」3%引きとなる。 |
明細を見ると「ローソン割引」という項目があることが分かる。 |
さらに、DCMX/DCMX miniのクレジットサービス自体のポイントプログラムによって、最大1%のポイントが付与されるので、計4%分お得ということになる。3%が割引として、1%がポイントとして特典になるわけだ。
次に12月からの展開だが、12月1日からローソンで「dポイント」、すなわち現「ドコモポイント」の扱いが始まる。
ドコモは「ドコモポイント」を12月から「dポイント」にリニューアルし、加盟店でポイントを貯めたり使ったりできるようにする。その際に必要になるのが専用のポイントカードである「dポイントカード」だ。
さらに、DCMX/DCMX miniも「dカード」と「dカードmini」にリニューアルされる。
12月からローソンもdポイントの加盟店になるため、買い物の際にdポイントカードやdカードを提示すると、買い物1回につき、購入額100円ごとに1ポイントが貯まるようになる。このポイントは1ポイント1円として加盟店での支払い時に使うことができる。
そして、dカード、現在のDCMXのユーザーについては、先ほども述べたようにクレジットサービス自体のポイントプログラムもあるので、それによって最大で1%のポイントが進呈されるので、支払額に対して、計5%お得になるわけだ。
3%が割引として、2%がポイント付与の形としてだ。
クレジットサービスのユーザーではない普通のdポイントカードのユーザーの場合は、1%のポイント付与のみにとどまる。
また、dカードminiの場合は、利用額100ごとに1ポイントではなく、200円ごとに1ポイントなので、dカードユーザーと比べると少し減ってしまう。
結局のところ、dカード、現DCMXのユーザーは6月から4%、12月から最大で5%お得になるわけだ。そして、dポイントカードだけの方は12月から1%のポイントがもらえるようになる。
ドコモとローソンの提携について(※クリックして拡大) |
dカード、dポイントカードは名前が似ているので違いが分かりにくいし、上図の通り、割引とクレジットサービスのポイント、dポイントサービス自体のポイントと、3種類の特典が混じっているので複雑だが、自宅、職場、学校の近くにローソンがあり、毎日のように利用する方の場合は、dカードに加入するとかなりお得かもしれない。
dポイントは12月から「Ponta」との相互交換が可能になるので、Pontaに交換し、Pontaの加盟店で使うこともできるようになる。
他にも両社は、ローソン店舗やドコモショップにおいて、会員獲得キャンペーン等のプロモーションを行ったり、ドコモのスマートフォンにローソンアプリをプリインストールするなどの取り組みを行うことを明らかにしている。
全国約11,000店のローソンと5,400万ユーザーを抱える両社が提携し、様々な取り組みを行う。
最後に、おまけ的な企画として、コラボレーション商品がローソンで発売になる。6月2日から「ドコモダケ たっぷりなめこのおろそしば」が、6月9日から「ドコモダケ きのこごはん おにぎり」と「ドコモダケ マフィンミックス フルーツ」が販売開始となる。
ローソンの代表取締役社長 玉塚氏によればマフィンミックス フルーツは美味しいらしい。
【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース