アップルストアでアップルウォッチを触る毎日だ。 |
それにしても、アップルウォッチは僕の使っているAndroid Wearのスマートウォッチとはかなり異なる。アップルウォッチ登場前には、個人的には日本語さえ使えれば、「Pebble Watch」がベストなスマートウォッチではないか? と考えていた僕だが、その考えは覆された。
敏感なタッチレスポンス、繊細かつ軽快なユーザーインターフェースも素晴らしい。
また、運動量測定アプリも見事。そして、超見事なのが、ちゃんと動く心拍数測定機能を搭載しているらしいことだ。「らしい」というのは、僕がこの機能を試していないからだが、もし、どこかのメーカーの一部製品のようにまともに動かなければ、ネットではその話題でいっぱいになっていることと思うので、動いているはずだ。
アップルウォッチの背面。大型センサーを搭載し、いかにも本気で測定できそうだ。 |
以前から心拍数を測定するこの種のウェアラブルデバイスがないわけではなかったのだが、まともに心拍数が測定できるのは運動量測定に特化した、いわゆるスマートバンド系だけだった。それがスマートウオッチで測定できるようになったということは、もはや、その種のスマートバンドは不要で、アップルウォッチさえ装着していればいいことになる。
また、運動量を細かく測定し、心拍数さえ測定できるアップルウォッチは、健康状態のチェックという面で大きくアドバンテージを持つ。
スマートウォッチであるから、サードパーティが様々なアプリを作れば、エクササイズに役立てるのはもちろん、健康メンテ的な用途にも使えることだろう。それが何か? というと、他のスマートウォッチに対して、明確なアドバンテージを持つということだ。
現在の多くのスマートウォッチの大きなアドバンテージが「スマホをポケットから出さなくても通知が受け取れ、いくつかの仕事ができる」ことであるのに対して、これは優位点となる。
スマホをポケットから出す手間も惜しいのか? という意見もあるが、アップルウォッチは他の多くのスマートウォッチに対して、健康状態のチェックという機能面で、明確な優位点を持つことになったわけだ。
そういえば、アップルウォッチの発表会でも、健康関連アプリを作るためのSDKの話をしていた。アップルは自分のアドバンテージを明確に意識している。
Android Wear搭載スマートウォッチも進化する時だろう。
記事執筆者プロフィール
一条真人
ITジャーナリスト
Twitter:@ichijomasahjito、Facebook:masahito.ichijo、
ブログ:一条真人メモ
クラウドサービスからスマートデバイス、デジタルAVまで、デジタル関連のアイテムが大好き。「ハッカー」(日本文芸社)、「PCプラスワン」(笠倉出版)などパソコン雑誌の編集長を経て、小説なども出版して現在にいたっています。PC、IT関連の本は50冊以上書かせてもらいました。スマートフォンは初代Xperia(あまりに美しいデザイン!)、iPhoneなど数機種使っています。
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本コラムは毎月第2・第4火曜日更新予定!
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