「ハリウッドよ、これが日本の英雄だ。」
どこかで聞いたようなキャッチフレーズだが総制作費は4.1億ドルと、ハリウッド最大規模になるとのこと。コストを回収できるのか不安になるレベルだが、驚異的な仕上がりの映画になることが期待される。制作費が多いこともあり、ハリウッドを代表する豪華キャスティング、そして世界中でのロケ撮影が行われることも決まっている。しかも、すでにクランクインしており、オープニングのグランドキャニオンでの桃が流れるシーンが撮影中とのことだ。
オリヴィエ・メガトン氏 |
1965年生まれの49歳で、フランス出身の監督だ。ストリート・アーティストとして活動し、CM、MV、ショートフィルムなど幅広いジャンルの映像制作に携わり、2000年に長編映画デビューしている。
メガトン氏は「僕にとって日本は第二のふるさとさ。日本の伝説を描けるなんて今からワクワクしているよ。日本の英雄を、世界の英雄にするのが夢さ」と語っている。
また、日本のホテル滞在時にauのCMを見て衝撃を受けたという。
「日本のホテルで『パッカーン』っていうだけの、クレイジーなCMを
見て衝撃を受けたんだ。ハリウッドの技術を集結して、現代のおとぎ話をつくってみせるよ」
期待募る中、残念な情報としては公開日が2041年の4月1日であること。26年後なので、随分待たされることになる上、監督も75歳になる。本当に公開されるのか心配だ。そして、キャストの加齢よる変化も気になるが、ハリウッドならではの特殊メイクの力とCGで何とかなるのかもしれない。
すでに設定資料も公開されており、それを見る限り、桃太郎と浦島太郎はサイボーグ、もしくはアイアンマンのように特殊なスーツを着るようだ。そして、金太郎は人間ではなくロボットに見えるが、もしかしたらこちらもアイアンマンのようにパワードスーツなのかもしれない。実はマーベルとコラボし、トニー・スタークが作った、という可能性も考えられるかもしれないが、おそらく関係ないだろう。
三太郎たち |
ストーリーは以下の通りだ。
ときは21世紀。
平穏なニューヨークに、ある日突然、宇宙からの未確認飛行物体が襲来する。
その正体は、謎の怪物O.N.I.(OLD NIPPON INVADERS)。
世界中の危機に、古代からの英雄、3TAROが蘇る。
MOMO-TARO、URA-TARO、KIN-TARO。
三人の英雄は、O.N.I.を退治し、世界を救えるのか。
今、地球の存続をかけて、人類とO.N.I.の壮大な戦いが幕を開ける。
ちなみに映画のタイトルは「3TARO BEGINS」。これまたどこかで聞いたようなワードが入っているが、気にしないようにしよう。
注目したいことがもう一つある。
何とエキストラ募集が行われていることだ。応募条件は下記のいずれかに該当する方で、ハリウッド内のスタジオで選考が行われる。残念だが、交通費のサポートは「きびだんご」だけなので、お金が相当掛かってしまうのがツライ。
・お名前に「太郎」が含まれている方
・桃から生まれた方
・一年以内に亀を助けたことがある方
・クマと戦って勝ったことがある方
・月にご家族がいる方
また、1次選考は面接だが、履歴書と武器を持参する必要がある。武器を持っての渡航はできないので、現地で何らかの武器を入手しなければならないだろう。ここは大きな関門だ。そして2次選考では、英語力のほか、動物と会話できるかどうかがテストされる。こちらもやはり難しいが、猿やキジなどと話せなければならないのだろう。そして最終選考では実技としてクマと戦う。
本当にただのエキストラにここまでの選考が必要なのか疑問が尽きないが、とりあえずお伝えした次第だ。
※KDDIによるエイプリルフールネタです。
【情報元、参考リンク】
3TARO BEGINS特設サイト