おもいでばこ新モデル
おもいでばこは大容量のHDDを搭載した写真・動画の保管庫で、HDMI出力端子を使ってテレビに繋げて閲覧・利用することを基本としている。スマートフォンやタブレットからおもいでばこにアクセスして写真・動画を見ることもできる。
普通のハードディスクに写真を保存することと大きく違うのは、写真・動画の保存に特化した便利な整理機能があることだ。パソコン、メモリカード、USBメモリ、スマートフォン等様々な媒体から写真・動画を取り込み、自動で整理でき、しかも、重複排除機能まで持っている。そのため、過去に撮りためた写真を一気にまとめて保管・整理するアイテムとして便利な存在となっている。
今回発表された新モデルはハードウェア面で大きな改善があり、いくつかの特徴がある。
まず、ボディサイズが従来品「PD-100S/Wシリーズ」と比べて約54%に小型化している。そのため、テレビの周囲の小さなスペースへの設置が可能となった。従来品はそれなりに大きかったので、テレビ台のスペースをある程度必要としていたが、今回はちょっとした余りスペースにも設定できる。
新おもいでばこ
そして、写真・動画の保存可能数が従来品では上限が約12万だったが、今回は約40万へと大幅に拡大されている。
また、スマートフォン、タブレットからの接続がより手軽にできるようになった。今回のモデルにはWi-Fi機能が内蔵されたので、USBのWi-Fiドングルが不要になっている。従来品と同様に、ホームルーターに接続し、スマートフォンやタブレットも同じネットワーク下においてアクセスすることはもちろんできるが、接続方法ももう一つ増えている。
それは「おもいでばこスポット」機能で、これはおもいでばこがWi-Fiルーターになる機能。ホームルーター不要で、おもいでばこにスマートフォンやタブレットを直接Wi-Fi接続できるので、家にホームルーターがない方にも便利だ。
もう一つ、非常に大きな変化がアーキテクチャの変更によるパフォーマンスの改善だ。従来品はBDプレーヤーのアーキテクチャを使って製品を設計していたが、今回はタブレットのアーキテクチャを活かしたものとなり、根本から大きく変わっている。旧モデルは動画再生こそ美しくできていたが、写真閲覧時のエフェクト、スライドショーなどは物足りない部分があった。しかし、新モデルでは写真表示のエフェクトも美しいものへと進化し、スムースになった。
高速CPUの採用によって基本的なパフォーマンスが大幅に改善していることも大きな魅力。
テレビでの閲覧時の写真・動画表示はもちろん、スマートフォンやタブレットからアクセスして表示する際の表示速度も改善されている。
リモコン(※クリックして拡大) |
ハードウェアの仕様を確認していくと、搭載端子はHDMI端子、LAN端子(10BASE-T/100BASE-TX)、USB端子(USB2.0)、バックアップ機器端子(USB2.0)、拡張端子 (USB2.0 Micro B)、SDカードスロット、電源12V端子で、Wi-FiはIEEE802.11b/g/n準拠、ボディサイズは約154×37×118mm、重さ約410gとなっている。パッケージにはリモコン、リモコン用の乾電池、HDMIケーブル、ACアダプター、マニュアル類が同梱される。
新モデルの登場を機にスマートフォン向けアプリもアップデートされる。Android版は本日、iOS版は近日中にリリースされる予定。
なお、バッファローは13日に発表イベントを開催しており、その取材レポートは後ほど別記事で公開する予定だ。
下はAmazon.co.jpでの商品リンク。
【情報元、参考リンク】
・おもいでばこ製品サイト
・バッファロー/プレスリリース