ひとつは「VAIO Phone」の話題。
VAIO Phone。VAIOがデザイン監修し、日本通信が製造を担当。 |
この発表会は、勘違いして日時を間違えてしまうというミラクルな事件が発生し、僕は行くことができなかったのだが、行った人は行った人で色々とショックを受けたようだ。
「『VAIO』という名前でそんなに地味なスペック?」
というわけだが、今や日本のスマホ界は「地味ワールド」に向けて進んでいるようだ。言うまでもなく、今後、スマホがコモディティ色が強いものになっていくような予感を感じさせるプロダクツだった。
そのすぐ直後、「Xperia J1 Compact」の登場を聞いて、その流れの中でも多少の面白さを感じたが、これもコモディティゾーンの形成という流れを逆に確固としたものにするかもな、とも思った。まあ、しかし、スマホが明確なコモディティプロダクツになるというのは、時代の流れで仕方なかろう。
そんな中で、個人的に言えば、たいして実用性が上がらないスペック競争はもういいから、これからはデザイン競争とかしてもらえないかな? とか考えてしまう。
自動車などでは、デザインを少し変えただけで違う機種として販売してしまうとか、デザインだけ派手にしてスペシャルティカーとか言ったりすることもよくあった(さすがに今はあまりない)ので、スマホもそういう感じでデザインの時代が来るかもな、とか思ってしまう。
当然、メインストリームとしてはしっかりしたデザインの端末を売ればいいし、それに加えてオシャレなスペシャルモデルを作ってくれれば、電車に乗ったときの景観も少しは華やかになっていいかな? と思ってしまう。個人的にはディズ二ースマホなども嫌いではない。
まあ、最近はオシャレなケースを使っている人も多くなってきたので、前ほどは地味な感じはしないのだが。
ハッ! 決して、Xperia J1 Compactがダサダサだと言ってるわけじゃありませんよ。念のため。
Xperia J1 Compact。ソネット、イオンスマホなどから販売される。おサイフケータイ対応スマホであることも特徴。
記事執筆者プロフィール
一条真人
ITジャーナリスト
Twitter:@ichijomasahjito、Facebook:masahito.ichijo、
ブログ:一条真人メモ
クラウドサービスからスマートデバイス、デジタルAVまで、デジタル関連のアイテムが大好き。「ハッカー」(日本文芸社)、「PCプラスワン」(笠倉出版)などパソコン雑誌の編集長を経て、小説なども出版して現在にいたっています。PC、IT関連の本は50冊以上書かせてもらいました。スマートフォンは初代Xperia(あまりに美しいデザイン!)、iPhoneなど数機種使っています。
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本コラムは毎月第2・第4火曜日更新予定!
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